PY1344497

◆前日終値

日経平均20988、米ドル112.4、長期金利0.035、原油47
騰落レシオ75、25日平均乖離-3.35、空売り比率41.1

 

◆寄り前動向
ダウ-1.49%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

12/23 天皇誕生日

12/24 振替休日

3/29 BREXIT

5/1 元号改定

 

昨日のNYダウは大幅続落。

Date Open High Low Close    
Dec 19, 2018 23,693.33 24,057.34 23,162.64 23,323.66    
Dec 18, 2018 23,769.13 23,927.77 23,516.02 23,675.64

米国株式相場は下落。ダウ平均は351.98ドル安の23323.66、ナスダックは147.08ポイント安の6636.83で取引を終了した。前日の流れを受けて買いが先行したものの、FOMC(連邦公開市場委員会)の結果を見極めたいとの思惑から上値も限られた。FOMCでは大方の予想通り利上げを実施し、発表後に相場は下落に転じた。2019年の利上げ予想回数を2回へ引き下げ、パウエルFRB議長も将来のデータ次第で金融政策変更の可能性にも言及したが支援材料とはならず、引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。

 

 

昨日の日経平均は続落。

日付 始値 高値 安値 終値
2018年12月19日 21,107.17 21,168.62 20,880.73 20,987.92
2018年12月18日 21,275.51 21,330.36 21,101.44 21,115.45

19日の東京株式市場で日経平均株価は続落した。前日比127円53銭(0.60%)安の2万0987円92銭で終えた。心理的な節目である2万1000円を割り込み、3月26日以来およそ9カ月ぶりの安値を付けた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果公表を控え、米利上げペースや米株式相場などの反応を見極めたいとして買い持ち高を手じまう売りが出た。新規上場したソフトバンク(SB)の初値が売り出し価格(公開価格)を下回り、その後に大きく下げたことも投資家心理を冷やした。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆8046億円(速報ベース)だった。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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昨夜のNYダウが大きな下落となり、今日の日経平均はギャップダウンのスタート。

寄り付き後も窓を開けたまま右肩下がりの展開となっています。

 

昨夜のパウエル議長の会見は、失望を誘うのに十分な内容でした。

何か他に考えていることがあるのかと思いましたがそのような様子もなく、今までどおり重視しているのは雇用とインフレ。

翌年の利上げも1回減ったものの、あまり変わったとは言えない内容でした。

 

最も新鮮だったのは次の一言。

「政治的懸念は金融政策を巡る討議や決定に全く影響しない。FRBが適切とみなす行動を阻止できるものはない」

 

口先介入してくるトランプ大統領を念頭に置いた言葉ですが、イエスマンと思われていたパウエル議長がはっきりと旗色を示したところに彼の矜持を感じました。

それはいいのですが、トランプ大統領が話を聞くような人間ではなく、今後の混乱を予感させる会見となりました。

 

アメリカ株については最後まで頑張っていたNYダウがザラ場ベースの年初来安値を更新して終えており、世界中で年初来安値を更新していないのは日経平均だけという状況になりました。

リバウンド圏には到達してますのでいつ自律反発が始まってもおかしくありませんが、日経平均だけが年初来安値を割らずに持ちこたえられるというのは、ちょっと想像しにくい展開です。