PY1344497

◆前日終値

日経平均22177、米ドル113.6、長期金利0.095、原油50
騰落レシオ103、25日平均乖離1.58、空売り比率40.3

 

◆寄り前動向
ダウ+2.50%
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

3/29 BREXIT

5/1 元号改定

 

昨日のNYダウは大幅続伸。

Date Open High Low Close    
Nov 28, 2018 24,832.84 25,368.93 24,832.84 25,366.43    
Nov 27, 2018 24,557.02 24,750.73 24,416.03 24,748.73

米国株式相場は上昇。ダウ平均は617.70ドル高の25366.43、ナスダックは208.89ポイント高の7291.59で取引を終了した。米中首脳会談での貿易交渉進展に楽観的な見方が広がり、買いが先行。パウエルFRB議長の講演では、足元の金利水準が中立を僅かに下回るとの考えが示された。追加利上げ見通しが大きく後退し、発表後に株価は一段高となり、引けにかけて上げ幅を拡大する展開となった。

 

 

昨日の日経平均は4日続伸。

日付 始値 高値 安値 終値
2018年11月28日 22,036.72 22,216.98 22,032.72 22,177.02
2018年11月27日 21,967.98 22,006.83 21,816.05 21,952.4

28日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、前日比224円62銭(1.02%)高の2万2177円02銭で終えた。2万2000円台回復は12日以来、約半月ぶり。米中首脳会談が12月1日に開かれる見通しとなり、貿易摩擦に対する警戒感がやや後退。株価指数先物に海外投資家の買いが増えた。ファストリやKDDI、大日本住友など値がさ株主導で上昇した。4日続伸は9月13~26日(8日続伸)以来、2カ月ぶり。

 

東証1部の売買代金は概算で2兆5511億円(速報ベース)だった。

 

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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昨日のNYダウが大きな上昇となり、今日の日経平均はギャップアップのスタート。

寄り付き後は右肩下がりの展開となりましたが窓を埋めることはなく、上昇を保って取引を終えました。

 

昨夜のNYダウは600ドルを超える大きな上昇となりました。

原因はパウエル議長の公演での発言。

つい先日まで「利上げ完了までには長い道のり」と言っていたのが、「現在の金利は中立金利をわずかに下回る水準」と変わったことにより、市場では”変節”と受け取られたようです。

 

伝統的はFRBのフォワード・ガイダンスの概念からするとかなり異質であり、失言と言ってもいい内容だったと思います。

これまでのバーナンキ議長・イエレン議長と違い、かなり不安定な印象です。

発言を受けて為替は下落。株価は大幅上昇となりました。

10/2からの下落は、当否はどうあれ少なくとも株式市場的には金利上昇と貿易摩擦の二本柱で構成されており、その一本の柱がなくなったように受け止められたのだと思います。

 

しかし現実の経済はFRB議長の発言で右左に動くものではありません。不規則発言には振り回されないほうがいいと思います。

日経平均は200日線を超えて寄り付いたものの、終値では200日線を保つことは出来ませんでした。

200日線は上向きですので、移動平均線で押し返されたと言うより、このあたりの水準はもともと売り圧力が強いためだと思われます。

大天井を付けたのであれば上向きの200日には到達しないことが多いのですが、不規則発言で到達したことでもあり、大天井を否定する動きになるのかちょっと判断が付きません。

日経平均よりは波形のはっきりしているTOPIXを見た方がよさそうです。