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◆前日終値

日経平均21794、米ドル106.8、長期金利0.030、原油66
騰落レシオ110、25日平均乖離+1.64、空売り比率42.3

 

◆寄り前動向
ダウ+1.79%、
◆イベントリスク

<上昇リスク>

アベノミクス-数年に一度

<下降リスク>
イギリスのEU離脱-数か月~数年

FOMC出口戦略-数ヶ月~数年

トランプリスク-数ヶ月~数年

◆現況
下落

次の目標14673

◆歳時記

ゴールデンウイーク

4/30 昭和の日振替休日

 

 

昨日のNYダウは大幅続伸。

Date Open High Low Close    
Apr 10, 2018  24,198.95  24,511.35  24,198.95  24,408.00    
Apr 09, 2018 24,037.52 24,373.18 23,954.83 23,979.10

10日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は428.90ドル高の24408.00、ナスダックは143.96ポイント高の7094.30で取引を終了した。中国の習近平国家主席が、自動車の関税引き下げなど市場参入の大幅緩和に言及し、米中貿易摩擦への懸念が後退するとアジア・欧州株がほぼ全面高、米国株にも買いが先行した。原油高に加えて、主要企業決算への期待から終日大幅上昇となった。

 

 

昨日の日経平均は反騰

日付 始値 高値 安値 終値
2018年4月10日 21,599.67 21,933.99 21,542.37 21,794.32
2018年4月9日 21,534.33 21,737.09 21,517.77 21,678.26

10日の東京株式市場で日経平均株価は続伸した。終値は前日比116円06銭(0.54%)高の2万1794円32銭だった。中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席の10日の演説内容が伝わると自動車や電機株などを中心に買いが活発となり、日経平均を押し上げて3月15日以来の高値となった。

 朝方は100円超下げる場面もあった。前日の米株高の勢いが乏しかったうえ、外国為替相場で円高・ドル安が進み、日本株には売りが先行した。午後には習国家主席の演説を受けて、海外勢による外需株買い・内需株売りの持ち高調整の動きが広がったのも相場の重荷となった。

 

 東証1部の売買代金は概算で2兆7034億円(速報ベース)だった。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 

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NYダウはが上昇となり、今日の日経平均は堅調なスタート。

しかし寄り付き後は下落に転じ、小安く推移しています。

 

習近平主席の大人の対応で、トランプ大統領の顔を立てた上で関税報復合戦が回避されたかに見えますが、それにしては市場は迷っているように見えます。

中国は米国の覇権を狙う立場であり、いずれにせよ将来の本格的な衝突は避けられませんが、それはまだしばらく先の話。

短期的に危機が回避されたのであれば20000円は超えてくるはずですが、そうならないのは、短期的にもまだ疑問は消えないというところかもしれません。

 

トランプ大統領の性質を考えれば、これで安心できる状況にはないとも思えます。

習近平主席の発言後に、アメリカが仕掛けた関税引き上げを取り下げたという話は聞きません。

財源を用意しない無茶な減税も同じですが、やったらやりっぱなしでフォローしないというのが彼のスタンスです。

 

来週は安倍首相との会談も控えており、「中国も譲歩したんだから日本も譲歩しろ」と迫ってくるのは明らかですが、彼の主張している非関税障壁は妄想であり、日本に根ざしている軽自動車という規格をやめることも、国中の道路を広げることも出来ません。

軽自動車の税金を引き上げることは可能でしょうが、家計や日本の自動車メーカーには打撃となります。

安倍首相との会談の先行きが見えるまで、短期的にも安心できないというのが市場心理に現れているのかもしれません。

 

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