先週の日経平均は続伸。
前週末のリバウンドの動きが継続。
月曜は前週末同水準で寄り付き。15300円台をキープして上昇しましたが週初であり目立った動きは見られず25日線に上値を抑えられました。
火曜日はNY市場の大幅上昇により25日線を突破。
しかし前週後半以降日中の値動きはほぼなく、NY市場の上昇に支えられる動きが続き、木曜日には昨年末以来の9連騰を達成。
金曜寄り付き早々に15600円前半に到達しましたがジャクソンホール講演を前に利食い売りに押され、15500円台前半で週の取引を終えました。
先週のNYダウは続伸。
ウクライナ情勢の落ち着き、強い経済指標から、前週来のリバウンドの動きが継続。
週末のジャクソンホール講演に向けて上昇の値動きとなりました。
週初月曜日は16750ドル近辺で寄り付き。その後はウクライナ情勢に関して首脳会談実現に向けた動きがあったことや、住宅関連指標の好調から日を追うごとに上昇。
木曜日には17000ドルを突破し、S&P500指数は2000ポイント目前まで迫りました。
週末のジャクソンホール講演にタイミングを合わせてS&P500指数が2000ポイントに乗せるのではないかとみられていましたが、ほとんどメッセージ性のない内容となったことから反落の動きとなり、NYダウはかろうじて17000ドルに乗せて週の取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は月曜日にドイツIFO景況感指数が発表されます。
火曜日は米消費者信頼感指数。木曜日は米GDPの発表があります。
再来週から9月に入り米指標ラッシュとなりますが、9/1はレイバーデーで指標発表もなく米株市場も休場となるため、週末にかけて動きにくくなる可能性があります。
先週のイエレン議長のジャクソンホール講演はメッセージ性に乏しく、ほぼ手がかりの得られない内容となりました。
為替市場の判断は「強い経済指標+特に内容のない講演=どちらにせよ利上げ」という図式で104円に到達しましたが、株式市場としては「これでは身動き取れない」という判断となった模様です。
株式市場としてはハト派的色彩であれば上昇。タカ派的色彩であっても経済見通しの強さから上昇。どちらにせよS&P500指数は記念碑的2000ポイントに到達したのではないかと思われますが、FRB議長の口からは今後の舵取りに関してのメッセージがほぼなく、「欠席」に近い状態で講演を終えたことから、仕切りなおしとなりました。
同日行われたドラギ総裁の講演も内容に乏しく、月曜のIFO景況感指数次第では欧州市場が再び軟調になる可能性もあります。
ジャクソンホールのお祭り気分も終わり、現実に戻って強い米経済と弱い欧州経済の綱引きの一週間となりそうです。
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