先週の日経平均は3週続伸。
前週末に上への動意を見せた日本株ですが、その余韻を継続して上昇のスタート。
月曜にここ数週間越えられなかった15500円を突破するとそのまま上昇を継続。
木曜日には米GDPの強い数字で為替が上昇したことを受け、15750円に到達。1/14に空けた窓を埋めました。
しかしながらそこが週の高値となり、達成感から下落を開始。アルゼンチンのデフォルト報道などから15600円台前半へ下落し陰線となりました。
金曜日にはさらに窓を開けて下落。15500円台前半で週の取引を終えました。
先週のNYダウは反落。
ウクライナやイスラエルの地政学リスクで欧州市場が下落する中、好調な米企業決算との綱引きとなり、週初のNYダウはもみ合いの様相。
火曜日には17000ドル台半ばの高値がありましたが、そこが週の頂点となりました。
水曜はGDPが予想を大きく上回り為替が上昇しましたが、強いGDPが早期利上げを連想させる形となり株式市場は下落。
木曜はアルゼンチンのデフォルト報道から300ドルを超える.下落となり、金曜日は雇用統計が予想に届かずさらに下落。16500ドルを割り込んで取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は5日にISM非製造業景況指数の発表が予定されています。
また7日にはECB定例理事会及びドラギ総裁の会見が予定されており、ここ一ヶ月ほど株価の下落基調が鮮明となっている欧州の経済情勢に関して注目が集まります。
8日には日銀金融政策決定会合が予定されていますが、現状維持が見込まれています。
米企業の決算は数は少なくなってきましたが、以下の発表があります。
4日 AIG
5日 ウォルト・ディズニー、コーチ
6日 タイム・ワーナー、21世紀フォックス、ラルフローレン
7日 CBS、エヌビディア
8日 ニューズ・コーポレーション
先週の米株市場は強い経済指標(GDP)が早期利上げを連想させて下落となり、弱い経済指標(雇用統計)ではそのまま下落となるなど、リスクオフの様相が強くなっています。
欧州市場が先導するかのように6月から既に下落基調を強めており、下げ止まった様子はありません。
欧州市場の下げ止まりが確認できるかが重要であり、その意味で来週のECB理事会には注目が集まりそうです。
また日本では、来週もトヨタやソフトバンクなど多くの主要企業の決算が発表されます。
7日にJPX400の銘柄入れ替えが発表されることもあり、個別株の物色が旺盛となりそうです。
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