先週の日経平均は続伸。

米決算の好調を受けて祝日明けの火曜日は上昇のスタート。

ポルトガル銀行の信用不安やイスラエル・ウクライナ等の地政学リスクで欧州市場が下落する中、米企業決算の好調が米株市場を支え、一進一退の展開。

日本株も15300円台で膠着状態となりました。

木曜には先物主導で一時15200円台の安値をつけますが切り返し、金曜後場は一転して先物主導で上昇。15400円台半ばで週の取引を終えました。


先週のNYダウは続伸。

週初はウクライナでのマレーシア航空機撃墜やイスラエルのガザ地区侵攻などの地政学リスクへから軟調なスタート。

しかし堅調な米企業決算から週半ばは堅調に推移。火曜日には17100ドル台前半の高値を付ける場面がありました。

金曜日はamazon等のハイテク企業の決算が冴えず下落。EUによる対ロシア経済制裁強化観測もあり、16900ドル台前半の安値をつける場面がありました。

金曜はそのまま切り返すこともなく推移し、16900ドル半ばで週の取引を終えました。



先週の指標と来週のスケジュール

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来週は金曜が月初となり、重要指標が相次ぎます。

7/28 仮契約中古住宅販売件数

7/29 米消費者信頼感指数

7/30 FOMC、ADP非農業部門雇用者数、米GDP

8/1 中国製造業PMI、ドイツPMI、米雇用統計・ISM製造業景況指数

米企業の決算はピークを過ぎましたが、以下の発表があります。

29日 メルク、ファイザー、アメリカン・エキスプレス、UPS、ツイッター
30日 スプリント
31日 TモバイルUS、マスターカード、テスラ・モーターズ


米企業決算は好調ですが、先週末のamazon等ハイテク企業には悪い決算が散見されます。

株価もNYダウは週間で上昇となりましたが、ナスダックは週間で下落となりました。


来週のFOMCは予定通り量的緩和縮小が見込まれており、それほど大きな材料にはならないかもしれません。


来週は日本企業の決算がピークを迎えます。

先週末後場の大幅上昇がそのまま継続し、上昇動意の週となるのか。

それともだまし上げで終わってしまうのか。

先週までの煮詰まった状態から、動きの出る週に変われるのかが注目されます。



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