先週の日経平均は反騰。
前週末のSQが幻のSQとなり反発したことから、月曜日以降反発の値動きとなりました。
イスラエルの軍事侵攻やウクライナ上空でのマレーシア航空機撃墜など外部環境は悪い中、決算シーズンを迎えているNY市場が支えとなり、月曜の15100円台から木曜には15400円半ばまで上昇しました。
しかしながら反発力は弱く、木曜の引け後の投資部門別売買状況で年金の買いが大きくないことが確認されると金曜日には大幅下落となり、再び15100円台に戻りましたが、かろうじて前週金曜の安値を割り込むことはなく、15200円台で週の取引を終えました。
先週のNYダウは反騰。
前週末にポルトガルの銀行の信用不安で下落したところから反騰の値動き。
米企業決算が本格化しており、大手金融機関などの好調な決算が市場を牽引し、木曜日には17100半ばまで買われ、史上最高値を更新しました。
しかしながらイスラエルの軍事侵攻やウクライナ上空でのマレーシア航空機撃墜など、木曜以降は地政学リスクが意識される展開となり下落。17000ドルを割り込みましたが、金曜日にはまた買い戻されて17100ドル台で週の取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は米企業の決算発表がピークを迎えます。
21日 テキサス・インスツルメンツ
22日 アップル、マイクロソフト、トラベラーズ、コカ・コーラ、ユナイテッド・テクノロジーズ、マクドナルド、ベライゾン
23日 クアルコム、フェイスブック、AT&T、ボーイング
24日 アマゾン、キャタピラー、ビザ、デュポン、スリーエム
米企業決算はこれまでのところ予想を上回る好調が続いています。
特に利益の伸びが大きく、売上高は微増といったところです。
コスト削減を中心に利益を確保しているようすが窺えます。
経済指標では22日の中古住宅販売指数、25日の耐久財受注が注目です。
ドイツの景況感にかげりが出ていることから、24日と25日のドイツの景況指数はいつもより注目されるかもしれません。
来週からは日本でも決算が本格化し、アドバンテスト、キヤノン、信越化学、ファナックなどが予定されています。
また、TOPIX100構成銘柄については銭単位に呼び値が変更となるため注意が必要です。
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