先週の日経平均は反落。
前週FOMC後の堅調な地合いを引き継ぎ、月曜日の日本株は上昇のスタート。日経平均は15400円半ばまで上昇しましたが、そこが週の高値となりました。
火曜日以降は政府の成長戦略への期待やGPIFの買いへの期待感なとから高値もみ合いの様相となりましたが、イラク情勢緊迫化などから上値を切り下げる展開になりました。
成長戦略閣議決定後は材料出尽くしの動きとなり、5月以降の信託銀行の買いがGPIFではなく三共済であったことが伝わると週末には大きな下落となり、一気に15000円前半まで売られる場面もありました。
金曜日の引けは15000円台後半となり、6週間ぶりに反落の動きとなりました。
先週のNYダウは反落。
FOMC後の堅調な値動きで前週末には17000ドルまであと22ドルと迫ったNYダウですが、ここまで6連騰と史上最高値を更新してきていたことから、月曜日は利益確定で反落のスタートとなりました。
火曜日以降はイラクの地政学的リスクなどから続落の動きとなり、木曜日には16700ドル半ばまで売られる場面もありました。
金曜日には反騰の動きとなり、16800ドル半ばで週の取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は月初のため重要指標が目白押しです。
月曜 シカゴ購買部協会景気指数
火曜 中国製造業PMI、日銀短観、ISM製造業景況指数
水曜 ADP雇用者数
木曜 ECB理事会 ISM非製造業景況指数、雇用統計
火曜日は前月予想外に50を越えてきた中国製造業PMIが発表され、中国景気の足取りを確認するうえで重要です。
日銀短観では大企業製造業DIの悪化が見込まれていますが、消費増税の影響がどのくらいであったのかを確認することになります。
木曜日のECB理事会では前回マイナス金利に踏み込んだことによりどのような影響があったのかが注目されます。
先週は総じて上昇一服の流れとなった日本株ですが、再スタートできるかが注目されます。
金曜日は独立記念日で米株市場は休み。前日は短縮取引です。
重要指標が日替わりで出てくる週であり、いつもと違い木曜日が雇用統計となるため注意が必要です。
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