先週の日経平均は4週続伸。

もみ合いの中、小幅続伸となりました。

前々週にECB理事会・雇用統計と大きなイベントを通過した欧米株ですが、材料出尽くしとはならず堅調を保ったことから、月曜日の日本株は上昇して始まり、15200円に乗せました。

しかしながらそこが週の高値となり、日本株については材料出尽くしの傾向が強まり週末にかけて下落。

金曜日には14800円台前半まで調整しましたが、後場に入り安倍首相が法人税減税について発表すると報道されると急速に上昇。15000円台後半まで値を戻して週の取引を終えました。


先週のNYダウは反落。

前々週にECB理事会での追加金融緩和と雇用統計という大きなイベントを通過した後も騰勢を保ち、月曜日は16900ドル後半まで上昇しました。

材料出尽くしとならずさらに上値を追う展開になるかと思われた好調な滑り出しでしたが、結局月曜日が高値となり、週末に向けて下落を開始。

木曜日は16700ドル付近まで下落しましたが、そこでひとまず下げ止まり、金曜日は16700ドル後半で週の取引を終えました。



先週の指標と来週のスケジュール

shihyou20140616




来週はそれほど大きな指標はありませんが、木曜日のFOMCが注目されます。

また、降って沸いたようなイラク武装勢力による内乱ですが、このまま内戦に突入するとなると神経質な値動きになる可能性があるので注意が必要です。


先週末に大きな上昇を見せた日本株ですが、法人税減税の報道自体にそれほど意味があるわけではなく、むしろ4週連続の上昇を印象付けるためにその水準まで買いあがったと見た方がいいかもしれません。

売買代金を見ても値動きほどは盛り上がっておらず、投資家心理と乖離した値動きになっている可能性が否定できません。

年金の買いが続いていますのでそれほど大きな値下がりも考えにくいですが、買いでついていく場合には慎重に行動したほうがよさそうです。



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