一部市場より一段と弱い値動きになっているマザーズ市場ですが、ここ数日反発の動きとなっています。




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上記はここ一年の東証マザーズ指数の日足と移動平均線のチャートです。

年明け以降きれいに25日線で上値を抑えられていることがわかります。

典型的な下げ相場ですね。


今回のリバウンドも金曜日時点で25日線まで戻ってきています。

今回は25日線を超えていけるのか、再び押し戻されてしまうのかはまだわかりませんが、

既に昨年5/23の暴落時の安値付近まで売られており、反発してもおかしくないところまで来ています。


仮に25日線を超えて行ったとしても、昨年の12月の高値を目指せるのかは疑問です。

2012年11月の野田解散から先週までの終値平均は730前後。

現在のマザーズ指数は680ですので、既にそれを割り込んでいます。

マザーズ市場は個人投資家が多いのですが、個人投資家は既にアベノミクスを失敗と見る向きが増えているのかもしれません。



そしてマザーズ指数は、一部市場の先行指数となる場合が多いです。



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上記は東証マザーズとTOPIXの長期の比較チャートです。

前回の小泉バブルの時のTOPIXの高値は2007年ですが、東証マザーズは一足早く2004年に高値をつけています。


今回もマザーズ指数がTOPIXに先行する動きとなるのか?

現時点ではまだなんともいえませんが、ここまでの値動きを見る限り小泉相場より弱い値動きとなっており、アベノミクスに対する個人投資家の信頼度は、それほど高くないように思えます。