東京新聞がまとめてくれてます。
消費増税1カ月 新車前年割れ 百貨店・家電大幅減
消費税率が8%に引き上げられてから一日で一カ月が経過した。四月の大手百貨店や家電量販店の売上高と新車販売台数は前年同月と比べて軒並み減少した。3%分の負担増加の影響は大きく、高額品を中心に増税前の駆け込み購入の反動があらわれた。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/news/CK2014050202000146.html
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自動車が前年同月比5.5%減。百貨店が7.9-15.3%の落ち込みとなっています。
駆け込み需要があったための反動であり、これは仕方がありませんね。
例えば3月の百貨店は25.4%増となっており、それに比べれば4月の反動減は意外に小さいような印象も受けます。
株価への影響を考えると、昨年末の日経平均16320円の高値は旺盛な駆け込み需要を反映したものといえます。
アベノミクス+黒田バズーカ+消費税駆け込み需要。
これだけそろって16320円です。
第三の矢が出ず、日銀の追加緩和が見送りの現状では、昨年末の高値更新はかなり厳しいのではないかと思います。
また、自動車についてはブルームバーグに詳しい記事があります
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4月国内新車販売8カ月ぶり下落、消費増税で今後下落加速も
5月1日(ブルームバーグ):消費税引き上げ直後の4月の国内新車販売台数 は前年同月比で5.5%減と、増税前の駆け込み需要などで販売を伸ばしてきた前月までから一転、8カ月ぶりに下落に転じた。下落率は5月以降、さらに拡大する可能性があり、業界では警戒感を強めている。
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-N4VIME6KLVRZ01.html
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記事にはこうあります。
「過去に下落率が大きかったのは、東日本大震災直後の11年4月の47%減、エコカー補助金終了で反動減があった10年11月の26%減、リーマンショックで需要が急減していた09年3月の25%減などがある。」
今回は5.5%減なので、震災直後やエコカー補助金終了に比べるとかなり小さい落ち込みにとどまっています。
新車登録は3月販売で4月登録にずれ込む場合があるので、5月にならないと本当のところはわからない部分がありますが、現時点では影響はそれほど大きくなかったと言えそうです。
株価への影響もそれほど大きくはなく、今後は日経平均13000-15000円程度のもみ合いになるんじゃないかなという気がします。