先週の日経平均は反落。
前週大陽線となった日経平均ですが、日銀金融政策決定会合を控え、月火は高値もみ合いの様相。
火曜日の日銀金融政策決定会合がサプライズ無しに終わると売り方は攻勢を強め、水曜日は大きく反落。
木曜は前日の大きな下落から反発を見せたものの、中国の弱い指標が明らかになると終盤に再び下落。
その夜の欧米も大きく下落となったことから翌金曜日の日経平均は500円超の下落となる場面があり、14300円台で取引を終えました。
月曜の高値15200円台から金曜の安値14200円台までほぼ1000円近い値幅があり、前週から一転して大陰線の一週間となりました。
先週のNYダウは反落。
前週16500ドルを捉え、最高値更新が秒読みとなっていたNYダウですが、土日の中国の指標が悪かったため反落のスタート。
高値更新の期待もあり週の前半は小幅な下落の範囲で値を保ちましたが、ウクライナ情勢の緊迫化や中国経済指標の悪化など外部要因が悪く、先に下落基調を強めていたドイツや日本の株が週半ば以降大幅下落となたことから八方塞となり、週末に向けて加速的に下落し、16000ドル台で取引を終えました。
先週の指標と来週のスケジュール
来週は米住宅関連の指標が多く出ます。木曜日のフィリー指数は前回大幅な悪化となっており、雪の影響だったのかに注目か集まります。
月曜の欧州消費者物価指数はECBの金融政策動向を見極めるうえでチェックしておいたほうがいいでしょう。
19日はFOMC、20-21日はEU首脳会議が開催されます。19-20日は黒田総裁の講演があります。経済指標よりもこれらの金融政策当局者の発言の方が重要視されるかもしれません。
そして16日には注目のクリミア自治区の住民投票があります。
ロシア編入可決が濃厚ですが、それを受けた欧米の対応とロシアの対抗策がどうなるのかが注目されます。
今週も中国経済の鈍化・ウクライナ情勢という二つの不安定な外部要因と、日米欧金融政策のつなひきが焦点となりそうです。
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