先週の日経平均は反騰。

6週間ぶりに反騰しましたが、ジェットコースターのような展開でした。

月曜寄付き前に発表されたGDPが予想を下回り軟調なスタート。一時14200円近辺まで売られました。

火曜日は日銀金融政策決定会合を前に窓を開けてスタート。後場に貸出枠の拡充が発表されると一気に上昇。前日比500円以上の今年最大の暴騰となり14900円にのせる場面もありました。

水曜日は前日上がりすぎの反落。利食い売りと買いが拮抗し、14700円台で一日もみ合いました。

木曜日は中国PMIがまたもや大幅悪化となり、14400円台まで下落。日銀金融政策決定会合後の上昇をほぼ打ち消す形となりました。

しかし中国本土市場、欧米市場とも堅調な推移となり、中国PMIを悲観的に受け止めたのは日本市場だけという状況になったため翌金曜日の日経平均は再上昇。14900円近辺まで値を戻して週の取引を終えました。


先週のNYダウは反落。

祝日明けの火曜日は反落のスタート。週を通じてよくない指標が続いたものの、先週の上昇の余韻もありも見合う展開となりました。

日替わりでアップダウンを繰り返しましたが日本と違って小幅なものであり、高値圏でのもみ合いといった様相でした。



先週の指標と来週のスケジュール

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来週はそれほど大きな指標はありませんが、週初の米消費者信頼感指数は大雪の影響を見極める上でいつもより注目されるでしょう。

また、メーシーズ(25日)、JCペニー(26日)、ホームデポ(25日)、ターゲット(26日)、ダラー・ツリー(26日)、アバクロンビー&フィッチ(26日)、ギャップ(27日)と米小売各社の決算が集中するので、悪天候の影響を見極める週となりそうです。

その他米GDPや細かい住宅関連指標もいくつか発表されます。


また、昨日今日とG20が開催されており、新興国通貨不安に関してどのような議論がなされるかに注目が集まります。

27日には雪の影響で延期となっていたイエレン議長の議会証言があり、こちらも確認しておいた方がよいでしょう。


欧米株はほぼ最高値近辺まで戻しているものの、日本株は25日線にも到達しておらず出遅れが目立ちます。

また、連日の大きなボラティリティを見る限り、おちついて上昇して行く値動きではありません。

2月5日の最安値から戻し歩調ではありますが、来週も引き続き大きな値動きには注意しておいた方がよさそうです。


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