12月米雇用者数は3年ぶり低い伸び、寒波で一時鈍化との見方
[ワシントン 10日 ロイター] -米労働省が10日発表した12月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が前月比7万4000人増と、市場予想の19万6000人増を大きく下回り、2011年1月以来約3年ぶりの小幅な伸びにとどまった。
一部地域を襲った寒波の影響が背景にあるとみられ、雇用の伸び鈍化は一時的となることが見込まれるが、12月に量的緩和の縮小を発表した米連邦準備理事会(FRB)にとっては景気の見極めが難しくなる可能性がある。
12月の失業率は6.7%に改善。前月から0.3%ポイント低下し、2008年10月以来の低水準となったが、労働参加率が0.2%ポイント低下し、62.8%になったことを主に反映した。
労働参加率は1978年3月以来の低水準となった昨年10月の水準に並び、12月の失業率低下分の約3分の2が労働参加率低下によるものとなった。
http://jp.reuters.com/article/jp_financial/idJPTJEA0900M20140110
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雇用統計鈍化により、株・為替ともNY市場で売られました。
寒波で職探しができなかったことを反映しているようですが、逆に言えば寒波が過ぎれば活動が活発になることの裏返しでもあります。
株は元の位置に戻ると思います。
為替は少し時間がかかるかもしれません。
テーパリングの進捗や金利の上昇が予想より速いのではないかとの思惑で買われてきた面があるため、今回の結果によって時間軸を長めに考えざるを得ないのではないかと思います。
速かれ遅かれ105円は通過していくと思いますが。
経済全体のの強さや企業業績を見ている株と、金融緩和や金利の動向を見ている為替は、このあたり少し違うかもしれないなと思います。
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