先週の日経平均は3週続伸。

先週月曜日の祝日中にサマーズ氏の次期FRB議長辞退というニュースが飛び込んできたため円が急進。肝を冷やす場面もありましたが、金融緩和継続の思惑から株式市場にはプラスの材料であったため日本株はそれほど影響は出ませんでした。

その後のFOMCでテーパリング見送りというサプライズとなったため、日本株も一段高。週末金曜日の場中には一時14800円に乗せる場面もありました。


米株市場も3週続伸。

上記金融政策面での大きな材料とともに、新規失業保険申請件数の低下、中古住宅販売指数の好調などもあり順調に上昇。しかしながら週末には、セントルイス連銀のブラード総裁が10月のFOMCで量的緩和縮小に着手する可能性を示唆したことから大幅に下落。週を明けて今夜のNY市場の判断が待たれます。



先週の指標と来週のスケジュール

technote投資ダイアリー-shihyou20130924



来週は水曜日の米新築住宅販売戸数や木曜日の米GDPが注目ですが、金利も落ち着いており、それほど大きなギャップは出ないかもしれません。

それよりも先週のFOMCでこれまでのFRBのフォワードガイダンスへの信頼が低下したこと、および10月のテーパリングが本当にあるのかについて、市場がどのように消化していくかという一週間になりそうです。


9月に予定通りテーパリングが開始されなかったことで、これまでと同様、もたもたした相場が続く可能性があります。

NYダウの5月以降のチャートでも、方向感のなさが確認できると思います。


technote投資ダイアリー-dow20130923


日本株についてもあまり方向感は出ず、しばらくはもたもたするかもしれません。

また、そろそろアメリカの債務上限問題や、消費税増税が視野に入ってくる時期でもあります。


8/28の安値から先週まで既に上昇してきていることから、上方向にはそれほど大きな値幅が出ない可能性があります。

リズム的にはあと1-2週間は値を保つことも考えられますが、金融政策面で大きなニュースでも出ない限り、あまり欲張らないほうがいいかもしれません。


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