先週の日経平均は続伸。
東京オリンピック決定により週前半は祝賀モードで上昇。オリンピック関連銘柄に買いが集まりました。
しかし週半ばになると失速。オリンピック関連銘柄の上昇が止まり、周辺銘柄にはあまり広がりを見せず、指数は上値を追えない展開となりました。
木曜日に発表された豪雇用者数増減が、1万人のプラス予想だったものが結果は1万人のマイナスとなり、これも上値を抑える一因となった模様です。
米株市場も続伸。
シリアがソ連の仲介を受けて化学兵器の管理を国際機関に委ねるとしたことでシリアへの軍事介入は当面回避され、ドル高株高となりました。
時期FRB議長についてサマーズ氏を軸に調整と報道されたことも為替にはプラスに働いた模様です。
先週の指標と来週のスケジュール
来週はなんといっても17-18日のFOMCが注目でしょう。
資産買い入れプログラムの縮小は織り込み済みですが、どのくらいの幅になるのか。
また、FOMC後の声明とバーナンキ議長の発言(日本時間19日午前3時~)に、マーケット関係者の視線が集中することになります。
資産買い入れプログラムの縮小と今後のFRBの方針についてどのような説明がなされるのか。
場合によっては翌日以降のマーケットの方向性をガラリと変えてしまうかもしれません。
シリア問題もオリンピックもひとまず答えが出て、再びアメリカの金融政策に焦点が集まる展開になりますが、ここに来て時期FRB議長濃厚と見られていたサマーズ氏が辞退というニュースが飛び込んできたため、本日の為替市場は大きく動いています。
株高円高要因のニュースのため、日本株にとっては微妙な材料です。
結局日本株については今回のFOMCだけではまだ方向が決まらず、次回以降に持ち越しになりそうです。
来月になると今度は消費税に焦点が当たってくるため、しばらく方向感の無いボックス相場が続くかもしれませんね。
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