先週の日経平均は大幅続伸。月曜の安値から値幅で700円を超える上昇となりました。
日経平均は14000円を固めた模様。
米ドルは100円を前後する展開となっていますが、こちらも上昇基調です。
先週末に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を大きく上回りました。
失業率はやや高く、金融緩和継続を打ち消すほどではなかったため、マーケットには良いシナリオとなりました。
発表直後の米株市場は乱高下しましたが結局は上昇で終え、米ドルは上昇したまま終了。
欧州市場は大きく下落し、雇用統計による米金融緩和縮小懸念が理由と報道されてますが、実際には欧州景気の悪さから、利益確定の売りが広がったのではないかと思います。
米ドルは101円を超えてきており、来週の日本株も大きく上昇して始まることと思いますが、25日移動平均からの上昇が先週末で既に7.6%に達しており、極端に上昇するとすぐに10%を超えてきます。
前回までの上昇局面でも10%を越えると押し戻されており、極端な上昇には警戒が必要な水準に来ています。
先週の指標と来週のスケジュール
来週はそれほど大きな指標はありません。
10日には前回FOMCの議事録が公開され、10-11日には日本銀行金融政策決定会合が開催されるため、指標よりこちらの方がマーケットのインパクトは大きいかもしれません。
10日にはバーナンキ議長の講演も予定されています。
また、来週は米企業の決算シーズンに突入し、8日のアルコアを皮切りに、12日にはJPモルガン、ウエルズファーゴなどの決算が予定されています。
アルコアは中国の今後の見通しが、金融機関決算は金利上昇による業績への影響が懸念材料です。
地政学リスクによる原油上昇も、そろそろ気になるところまで来ています。
来週末はSQです。
ミニSQのため影響は小さいですが、水準をめぐって動きがあるかもしれません。
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