リプロセル 、上場2日目の今日も寄り付かず。

すごいことになってますね!


現時点で公募3200円に対して17510円の特別買い気配。

売り買い2倍以上の格差で寄り付かず、公募価格に対して+440%。

5倍以上となっています(◎д◎ )


今年最大のIPO上昇率となったリプロセル、はたしてどのくらいで寄り付くのか?

こうなると過去の記録が気になってきます。

そこで過去10年のIPOの記録をひっくり返してみたいと思います。



過去10年で初値5倍以上になったIPO


technote投資ダイアリー-IPO



過去10年1000社近いIPOの中で、初値が5倍以上になったのは18銘柄。

このわずか2%のトップ集団にリプロセルが名を連ねるのは、ほぼ間違いないでしょう。


ここ10年の最高はジェイテックの773%、公募価格の9倍近い初値をつけてます。

ちなみにアメリカのIPOも7-8倍が過去の上昇率の記録となってます。

リプロセルがどこまでいけるのか楽しみですね。


トップ集団が2004年-2006年に集中してるのは、別に間違いではありません。

やはり全体相場が良好なときは、IPOも良好です。


リプロセルはIPS細胞による治療が早くも臨床段階に入ったというニュースが飛び込んできたことも相場を後押ししています。

日本人がノーベル賞をとったバイオのド本命ですから、初値だけでなく将来も期待したいですね。


私も目が悪く、将来失明の危険があります。

さらっと書きましたが、結構大変です。

臨床段階に入ったというニュースには、大いに勇気付けられました。

個人的にもリプロセルにはがんばってほしいです。



上昇率と企業規模


リプロセルの懸念材料といえば、他の18銘柄に比べて企業規模が大きいことでしょうか。

企業規模と初値上昇率の間には密接な関係があります。


過去10年の企業規模と初値上昇率の平均は

◆超大型(1000億超) 12.8%

◆大型(100-1000億) 13.7%

◆中型(10-100億) 68.9%

◆小型(1-10億) 98.9%

◆超小型(1億未満) 154%


規模が小さければ小さいほど、初値上昇率は高いです。

やはり需給が大きく関係してるようですね。

1億未満のIPOって・・親戚回りで集められるんじゃ・・?


7月3日にはサントリー食品が上場しますが、4000億規模の超大型IPOなので爆発力を期待するのは難しいかもしれません。


IPO成功の秘訣は、個別企業の研究とともに、

「全体相場の良いときに」「なるべく規模の小さい企業に応募する」のがよさそうです。


でもそれって当選しないんじゃ・・


そうですね。

当たりにくいからこそ大きく上がる。

確率とリターンにはやはり一定の関係があると思います。

1等がごろごろ当たる。そんなうまい話はなかなかなさそうです。



18銘柄のその後


初値で公募価格の5倍以上を記録し、華々しく上昇を遂げたトップの18銘柄ですが、現在はすべて初値を割り込んでいます。

上場を廃止した企業もあります。


「幸運の女神には後ろ髪が無い」ということわざもあります。

初値からさらに伸びることも考えられますが、逃げ時を逸しないようにしたいですね。


以上はあくまで過去の統計です。

実際の投資判断はご自身で考えてくださいね。