The Who by Numbers
アルバム・タイトルは
ザ・フーの『バイ・ナンバーズ』
ではなく
ザ・フーの『ザ・フー・バイ・ナンバーズ』
発売は1975年10月。1993年2月RIAA(アメリカレコード協会)によりプラチナ・ディスク認定。結構、時間が掛かった。
因みにRIAAをアメリカレコード協会と直訳すると何か単語をはしょってるっぽいが日本レコード協会がその表記を使用しているらしいのでそうした。
収録曲
①スリップ・キッド
②ハウエヴァー・マッチ・アイ・ブーズ
③スクイーズ・ボックス
④ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト
⑤イマジン・ア・マン
⑥サクセス・ストーリー
⑦ゼイ・アー・オール・イン・ラヴ
⑧ブルー・レッド・アンド・グレイ
⑨ハウ・メニー・フレンズ
⑩イン・ア・ハンド・オア・ア・フェイス
がオリジナル・トラック。
で現在流通している商品はボーナス・トラックとして以下の3曲が追加収録されている。
⑪スクイーズ・ボックス(ライヴ)
⑫ビハインド・ブルー・アイズ(ライヴ)
⑬ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト(ライヴ)
ライブ収録された会場は数ある伝説的ライブの内の一つスワンジー・フットボール・クラブ。
因みに3会場ながらそれでも当時としては異例な規模だったスタジアム・ツアー
WHO PUT THE BOOT IN
の最終日がその日に当たる。
お願いだからスワンジーの全貌を公式に明らかにして欲しい!
ゲストは当時、最高のセッション・キーボード・プレイヤー、というよりはピアニスト。ニッキー・ホプキンス。
個人的にはファースト・アルバムでの「THE OX」での客演が印象深い。
プロデュースには『フーズ・ネクスト』でお馴染みのグリン・ジョンズをむかえている。
彼はザ・フー以外にもビートルズ、ストーンズ、ZEP、Eクラプトン、イーグルス等と仕事をしていて当時、最高の仕事人の1人。
因みに『四重人格』でも一部仕事しているしその後、また仕事を一緒にする事になる。
また、東のグリン・ジョンズ、西のトム・ダウドと呼ばれていた(←うちょ~ん。ゴメンチャイ)
尚、各アーティストへの関わり方は様々なのでここでは省くがロックを語る上で無くてはならない人。
興味のある方は色々検索して下さい。
ジャケットはジョン・エント・ウイッスルによるメンバー4人のイラスト。
そのイラストは未完成で数字がふってあり順番通りに線を引いていくとイラストが完成する。
まぁ普通に考えたらアルバムのジャケットに線を書き込んだりはしない。
せいぜいコピーをしてならあり得るが・・・。もっとも発売当時、今みたいにコピー機も普及してないであろうから皆様どうやって楽しんだのだろうか・・・。
因みに昔、新宿のとあるレコード店の中古盤でおもいっきりジャケットに書き込んである品を見たことがある。しかも、ちゃんと線が引けていない(笑)値段がしっかりついていて200円だったか300円だったか、かなり安かった記憶がある。
さてさて、いよいよ本題だが
恐らくザ・フーのオリジナルメンバーにより録音されたアルバムでは一番評価に困る作品だと思う。
ピートはこの頃、精神的にも経済的にも状態が最悪。
『トミー』以降スケールの大きいスタジオアルバムが続いたので地味と評価されても仕方がない。
イラスト自体味わいがあるといえばあるがジャケ買いでは選ばないであろう。
発売当時や解散迄はともかく、ジョンが亡くなってからほぼメンバーの固定された2002年以降のツアーでこのアルバムからの演奏は皆無に等しい。
やはりライブバンドがライブでチョイスしないアルバムというのは評価が低くても仕方ない。
そもそも、ピート自身が幾らか好きな曲こそあるがアルバム自体お気に召していない。
幾ら、ザ・フーが一度解散する前より、現在の方が日本での評価が上がっているとはいえ、これでは手を出す切っ掛けがない。
そ・れ・で・も
ザ・フーとしては地味かもしれない。
しかし、普通の一流のロック・バンドのアルバムとしては良く出来た物である。
そう、思いっきりアメリカ~ン・・・杏里・・・。
サウンドだけで捉えれば、バンジョー、ウクレレ・・・アルバムの向こう側の悲壮感はあまり感じられない。
しかもイギリスで録音されたとは思えない位カラッとしている。
シニカルなピートの歌詞は若者の代弁者ではないし、壮大なテーマも無い。
ましてや後光の射すカリスマなんて登場しない。
まぁ、なんつうか良くいえば大人。
良いも悪いも経験して、変に現実的。
そんな訳で体温こそは感じられないが、軽い感じは寧ろアンチにこそ受け入れられそう。
次回は各曲の感想やエピソードを書いてみたい。
Android携帯からの投稿
アルバム・タイトルは
ザ・フーの『バイ・ナンバーズ』
ではなく
ザ・フーの『ザ・フー・バイ・ナンバーズ』
発売は1975年10月。1993年2月RIAA(アメリカレコード協会)によりプラチナ・ディスク認定。結構、時間が掛かった。
因みにRIAAをアメリカレコード協会と直訳すると何か単語をはしょってるっぽいが日本レコード協会がその表記を使用しているらしいのでそうした。
収録曲
①スリップ・キッド
②ハウエヴァー・マッチ・アイ・ブーズ
③スクイーズ・ボックス
④ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト
⑤イマジン・ア・マン
⑥サクセス・ストーリー
⑦ゼイ・アー・オール・イン・ラヴ
⑧ブルー・レッド・アンド・グレイ
⑨ハウ・メニー・フレンズ
⑩イン・ア・ハンド・オア・ア・フェイス
がオリジナル・トラック。
で現在流通している商品はボーナス・トラックとして以下の3曲が追加収録されている。
⑪スクイーズ・ボックス(ライヴ)
⑫ビハインド・ブルー・アイズ(ライヴ)
⑬ドリーミング・フロム・ザ・ウエイスト(ライヴ)
ライブ収録された会場は数ある伝説的ライブの内の一つスワンジー・フットボール・クラブ。
因みに3会場ながらそれでも当時としては異例な規模だったスタジアム・ツアー
WHO PUT THE BOOT IN
の最終日がその日に当たる。
お願いだからスワンジーの全貌を公式に明らかにして欲しい!
ゲストは当時、最高のセッション・キーボード・プレイヤー、というよりはピアニスト。ニッキー・ホプキンス。
個人的にはファースト・アルバムでの「THE OX」での客演が印象深い。
プロデュースには『フーズ・ネクスト』でお馴染みのグリン・ジョンズをむかえている。
彼はザ・フー以外にもビートルズ、ストーンズ、ZEP、Eクラプトン、イーグルス等と仕事をしていて当時、最高の仕事人の1人。
因みに『四重人格』でも一部仕事しているしその後、また仕事を一緒にする事になる。
また、東のグリン・ジョンズ、西のトム・ダウドと呼ばれていた(←うちょ~ん。ゴメンチャイ)
尚、各アーティストへの関わり方は様々なのでここでは省くがロックを語る上で無くてはならない人。
興味のある方は色々検索して下さい。
ジャケットはジョン・エント・ウイッスルによるメンバー4人のイラスト。
そのイラストは未完成で数字がふってあり順番通りに線を引いていくとイラストが完成する。
まぁ普通に考えたらアルバムのジャケットに線を書き込んだりはしない。
せいぜいコピーをしてならあり得るが・・・。もっとも発売当時、今みたいにコピー機も普及してないであろうから皆様どうやって楽しんだのだろうか・・・。
因みに昔、新宿のとあるレコード店の中古盤でおもいっきりジャケットに書き込んである品を見たことがある。しかも、ちゃんと線が引けていない(笑)値段がしっかりついていて200円だったか300円だったか、かなり安かった記憶がある。
さてさて、いよいよ本題だが
恐らくザ・フーのオリジナルメンバーにより録音されたアルバムでは一番評価に困る作品だと思う。
ピートはこの頃、精神的にも経済的にも状態が最悪。
『トミー』以降スケールの大きいスタジオアルバムが続いたので地味と評価されても仕方がない。
イラスト自体味わいがあるといえばあるがジャケ買いでは選ばないであろう。
発売当時や解散迄はともかく、ジョンが亡くなってからほぼメンバーの固定された2002年以降のツアーでこのアルバムからの演奏は皆無に等しい。
やはりライブバンドがライブでチョイスしないアルバムというのは評価が低くても仕方ない。
そもそも、ピート自身が幾らか好きな曲こそあるがアルバム自体お気に召していない。
幾ら、ザ・フーが一度解散する前より、現在の方が日本での評価が上がっているとはいえ、これでは手を出す切っ掛けがない。
そ・れ・で・も
ザ・フーとしては地味かもしれない。
しかし、普通の一流のロック・バンドのアルバムとしては良く出来た物である。
そう、思いっきりアメリカ~ン・・・杏里・・・。
サウンドだけで捉えれば、バンジョー、ウクレレ・・・アルバムの向こう側の悲壮感はあまり感じられない。
しかもイギリスで録音されたとは思えない位カラッとしている。
シニカルなピートの歌詞は若者の代弁者ではないし、壮大なテーマも無い。
ましてや後光の射すカリスマなんて登場しない。
まぁ、なんつうか良くいえば大人。
良いも悪いも経験して、変に現実的。
そんな訳で体温こそは感じられないが、軽い感じは寧ろアンチにこそ受け入れられそう。
次回は各曲の感想やエピソードを書いてみたい。
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