浜田廣介さんの「あいうえおののほん」と言う本に書かれていた
本のはじめに
の部分を紹介したいと思います。
本のはじめに
浜田廣介
日本のおさない子たちが、国の文字をまなぶのに、かなの字をならうことから始めているのは、いうまでもありませんが、その始めから、ことばをただしくおぼえること、ことばのただしい使いかたを身につけること、これが、まことにだいじであるということも、いう必要がありません。
その出発のだいじなことをあたまにおいてわたくしは、この本を書きました。
「あいうえお」という順序をおって、かなの字をおぼえるために、やさしいことばをおさない子たちの身ぢかなものから取りだして、ことばのひびきを考えながら、そのなかで意味をつたえてみようとしました。日本のおさない子たちに、父母の国、国土の自然と生きものとに、まず親しみをもたせるようなねがいをふくめて材料をあんばいしました。
この本にこもる心を、そばからひろげてくださるように、おかあさまたち、みちびきの先生がたに、おねがいいたしてやみません。
浜田さん良いこと書くなぁ(ToT)
「当たり前」なことなのかも知れないですが、
「こんにち」の日本では当たり前では無くなってきているのかも知れません。
それは実に残念であり、寂しいことです。
「美しい日本語」
子供たちは身近な大人の真似をし、そこから学び、成長していくのです。
特に大人の皆さん、
綺麗な言葉を使うよう心がけてみましょう。
既に実践されている方も、そうでない方も宜しくお願い致します。
必ず、それを見た子供たちは変わるはずです。
言葉で傷つけあっても、苛立ちと虚しさしか残りません。
せっかく人間に生まれたのですから、恥ずかしがらずに綺麗な言葉を使い、気分よく生きれば、見落としていた「幸せに」出会えるかも知れません。