
先週火曜日2月12日にショッキングなニュースが2つ流れました。時系列で言えば
(1)競泳の「池江璃花子選手」が「白血病」を公表。
(2)SKE48の「小畑優奈」が「卒業」を発表。SKE48で3人しかいない「シングル表題曲のセンターを務めた」次代のエース候補だったのに。(後の二人は玲奈と珠理奈)
まぁ(2)は「新しい目標が見つかった」ということなのでしょうがないけど、(1)はシャレにならんぞ。
池江選手ご本人が今年に入った頃から「疲労が抜けない」とコメントしていたけど、こんな原因だったのか…とまさに「絶句」というのはこのようなニュースを目にした時にするものだと実感しました。
アスリートとは言え、まだ今月とかに高校を卒業して、4月から大学への進学が決まっている「若いお嬢さん」ですよね。
「成長途上の肉体をトレーニングで酷使し過ぎて」無理があったのかなとか考えてしまいました。
ただし白血病は現代は「適切な治療で完治する病気」ですからね。
昔のドラマ「赤い迷路/疑惑/衝撃」のシリーズのように、「山口百恵さんが演ずる少女が『父親の働く病院で医療事故でX線の過剰被爆を受けて白血病を発症して』しまい、不治の病でどんどん衰えて亡くなってしまう」という、そんなドラマを多感な年齢の頃に視ていた世代としては、いまだに「白血病」という病名にはドキリってするんだけど、現代では様々な治療法があって国民の関心も高まっている状態です。
焦らず完治してまた元気な姿を見せて欲しいですよ。
ところで、病床の池江選手を利用してまたアホなことをやっとりますな。
「五輪相の不適切な発言があったから」と国会で吊し上げて辞任要求…って、「病気で床に伏せてる患者のことを考えろよ。その答弁の時間の議員報酬を返上して池江選手への治療費に当ててみろ!。」と腹が立って仕方がないのです、与党にも野党にも。
まず与党には「確かに話の文脈全部を聞けば決して不適切な発言とも思わない」けど、世の中には「揚げ足取り」がいて、「言葉の一部を切り取ってギャーギャーわめくクズが一定数存在する」のだから、大臣たるもの発言に注意せんといかんよね。
昔のサッカーのイタリア代表に「イヤキンタ」って日本のアナウンサーが呼んだ選手がいたけど、彼のことを「イヤキンタ、頑張れ」と応援するなら問題ないけど、「イヤキンタ、負けるな」と応援すると「言葉狩り族が騒いで放送コードに引っ掛かったからと関係者が処罰される」のと同じこと。
「コメントに『隙を見せないように』しないと」いかんでしょうかねえ。
一方で野党議員、「大切な通常国会の予算委員会とかの場所で、くだらない言葉狩りやってんじゃない」と思います。国会議員などは「我々の税金ではたらいているくせに」ちーとも「国民のために働いてないクセしやがって」、でやってることは「言葉狩りの揚げ足取り」って、何様かと思うぞ。
あとは「マスコミ」。お笑い芸人や元受刑者とは僕は考え方が違っていて
マスコミは「五輪相を批判できる立場か(嘲笑)」と言葉を掛けたいね。
だって翌日の一面見出しは「東京五輪の星・池江璃花子が…(中日スポーツ)」「東京五輪金メダル候補の池江璃花子が…(スポーツ報知)」等と、ほとんどの新聞の1面では「競泳の池江璃花子選手」ではなく「東京五輪で活躍が期待できてメダルを狙える池江璃花子が」という一面見出しだったでしょ。
せめて見出しに「選手」って敬称くらいつけろやと思ったし、新聞が見出しに「東京五輪で期待云々」と載せてる時点でスポーツ新聞マスコミ側の「どーすんだよ、池江が出れなかったら一面でメダルの記事が書けなくなって新聞の売れ行きが芳しくなくなるだろう!。」という記者や編集者の金まみれの魂胆が見えて仕方がないです。
今までもありましたよね。
様々なスポーツで「特定の選手が代表に入っていないとスポンサーとしては困るし視聴率も上がらない、スポーツ新聞の売れ行きも悪くなるぞ。そのスポーツ団体の(会長や理事長等の)責任者、どーするつもりだ!。」と紙面や画面を通して恫喝するような見解を「別の名目にすり替えて」述べているマスコミ関係者は、スポーツ新聞を喫茶店でよく読む僕は数多く見てきたからね。
近い例では「無理して冬季五輪に羽生結弦選手を出場させて、取り返しのつかない後遺症を与えていたら、どうするつもりだったのかよ!。」と叫ばずにはおれなかったですね。(なので五輪での「フリー演技の最後の決めポーズには素晴らしくて鳥肌が立ちました」けど、その一方で「金メダル2連覇と引き換えに故障癖になってしまわないか」すごく心配をした覚えがありました。)
「マスメディアはてめえらの儲けのために報道やってます。」で全然構いません。自分達がそうやって公表すれば、こちらもバカじゃないので「儲けのための偏見を折り込み済み」として読みますから。
(お前のことだ、日刊スポーツのたいした記事でも無いのに名前を出せない『K』。だいたい朝日系紙は実名でコラムを書けないし書く勇気も無いんだよな。)
それならばまだ「エンターテイメントに徹する東スポ」とか、「小沢一郎マンセー原理主義に徹する日刊ゲンダイ」の方が、腹が立たずに読めるってモノで(笑)。
週刊実話なんて、「2月20日のスーパームーンの後に地震の危険」って、当たってしまったじゃん(驚)。「言い続けていたら地震ならいつかは当たるし、当たらなくても誰も気にしない」けどさぁ。
どうせマスコミも記者や編集者が「何らかの主義や主張の妄信的な信者の集まり」なんだから、「不偏不党」を謳ってないで「立場を明らかにした上で意見を言ったら」どうなんだい。
池江選手の病気にかこつけての「不毛な国会と報道」には本当に嫌気が差しました。
今はひたすら「池江璃花子選手の完治を祈り」ましょう。