残念ながら、子供の頃からアイドルには興味がない。
ドラマやアニメも毎週同じ時間に拘束されるのが嫌で
基本的には見ない。見たいもののみ録画はするけれど・・
(最近は重版出来が最後・・ww^^;)

そんなことで、この度の国民的アイドルグループが解散
する事に対してもあまり興味はなかったが、
月曜日、たまたま寝る前につけたばかりに映像が・・


最終回で5時間の特番をやっていたらしいが、過去からの
収録の切り貼りと、最後は12/1に収録をした1曲と言う構成。
曲終わりには緞帳を下ろし、幕引きのけじめをつけたようだ。
当然、これ以降は活動をしない宣言の意味もあるのだろう。

ただ、この番組は誰に向けて作られたのだろうか・・。
少しの間見ていたが、まるで亡くなった人に向けて
作られた追悼番組のようなものを感じた。

視聴者に向けてではなく、番組スタッフが5人に向けて作った
のではないか?と。多分本人は見ていないと思うけれど・・。

最後の歌はそれぞれの表情が全く異なるものだった。
泣く人、悔しい顔をする人、すがすがしい表情の人・・。
最後までお互いが目を合わせることはなかった。


どんな夫婦でも別れようと思って結婚する人は居ないと思う。
色々紆余曲折あり、お互いを思いやることができなくなれば、
厳密には、片方がそう思ったときには既に破綻している。

小学生の時からこの世界で生きてきて、1つのグループとして
24時間活動を続けることは一般人には分からない感覚だと思う。
アイドルになりたいという願いがあって入ったのだろうが
それは現実は全く思うものと違うはず。

普通でも5人が仲良く死ぬまでやっていける事例なんてかなり
稀なのではと思う。他人の願いで活動をし続けることは仕事
でもあるのかもしれないが、一般的な会社とは全く違う業界。
(上司が嫌でも仕事はしなければならないのは似ているかな)


これからは、看板を下ろして個人として活動をする事になるが
今までした経験、反対にできなかった経験をどう生かして
殺すのか。恐らく厳しい現実が待っていると思うが、何よりも
それと引換えに心の開放を望んだということか。

見ていてなんとも言えない番組だったが、短時間でも
色々な事をモヤモヤと考えさせられた時間となった。


何かを得る為には同じ分、何かを捨てなければならない。
欲張らず心が得たいものを求めていって欲しいと願う。