祖母は小康状態ですが、何かあるかもと仕事は毎日
必ず完結し、引き継いで帰るということは気持ち的にも少し辛いですが、
祖母と一緒に最後まで私も乗り切っていきたいと思います。


今年も引き続き学校の講師をすることになりました。
教えることで私も学べる貴重な機会です。

去年までの子達よりも年齢が上で、進路も考える頃・・
学校の先生たちも授業を進行できない場合も多いそうで・・
どちらかと言うと大人の話を聞くだろうか?という年齢^^;

そんな中でも、教師以外の外部講師というのは新鮮なのか説得力が
あるのか良いらしく、講義が少しでも心に残ればと思います。
時間はあるので学校では教えない講義内容を練ってみよう ><

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学校に通っている子達は、基本小中は義務で「勉強はするもの」
と押し付けられた環境ですが、高校からは一応?自分で進路を
決めるというのが前提です。
ただ、明確な将来像が描けないまま進む子が多いのもまた現実。
家庭の事情などで思いはあっても貫けない時期でもあります。

一生懸命勉強をして、難関を突破した学生たちは卒業を間近に
就職活動に明け暮れます。
会社に入った子達の全てとは言わないけれど、特に高学歴の子ほど
就職した後、安心感か燃え尽きてしまう傾向が見受けられます。

学生の期間よりも就職した後のほうが人生は圧倒的に長いはずです。
どんなに良いといわれる大学に入っても、会社に入った後の
スタートラインは全員同じなのです(待遇は異なりますが)。

ご両親は「良い大学に入れば良い会社に入れる」ということを
長年言い聞かせ、子供たちを無事に社会に送り届ける事はしても
その後の「良い社会人生活」を送るための後押しはしているだろうか?

また万が一良い学校(と言われる所)や希望の会社に入れなかった
場合、そこで人生は終わりだと思っていないだろうか?
会社にいる人たちを見ても京大や東大卒なんてゴロゴロいるわけで、
だからこそ余計な心配をしてしまいます。

私はそうは思っておらず、むしろ若くして挫折を味わったほうが
強くなるし、沢山失敗を経験したほうが乗り越える力がつく。
同じ失敗を繰り返してはいけないけど、最初の失敗は怖がらないで
欲しいと思います。


厳しい話ですが会社は学歴を「採用の目安」にしているだけのこと。
結局、個人の力量や受身でない推進力など「能力」を求めています。
会社では毎年1年間の積み上げの結果が全てであり、その成果を
出す為のプロセス(過程)を評価されています。

会社は年間・または契約の間給与が保証されるけれど、身一つでの
仕事はその1日、1回が評価なのです。それだけ真剣さも違いますが
私はどちらも日々の取組む姿勢は同じであるべきだと考えています。

学生と社会人の決定的に違うところは、
学生は基本「お金を払ってもらって教えられた事を学ぶ」
社会人は「お金を貰いながら自らが学びを見出していく」
というところなのです。

この違いが分からないと、いつの間にか「お金を貰う為だけに
できるだけ楽をするし学ばない」人間になってしまうのです。

いずれにしても、仕事をしなくてもお気楽にしていても会社では
誰も咎める人はいないし、追試も補習もありません。
ただ、評価を下げるだけですから・・。

むしろ評価は分布なので、自分よりできない人を増やしたい!
という恐ろしい考え方の人も中にはいるかも・・。
こんな考えが蔓延れば、会社も成長できなくて当然でしょうね。

仕事は小さな信頼を積み上げるしかないのです。些細なことほど
約束通りに仕上げ、コピーもホチキス綴じも、ずれなくきちんと
揃った状態で渡せなければ、当然大きな仕事も雑に仕上げるだろう
とジャッジされる。小さな事を軽視している人は大きなことは
もっと成し遂げられないのは当たり前なのです。

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決して高学歴批判をしているわけではありません。その期待通り
人徳もあり有能な人も沢山いますし、勿論尊敬できる方もいます。
でも、なぜこんなに差が出てしまうのか・・
やはり勉強以外の影響が大きいだろうと思います。

大切なのは現状を分析して、今より良い方法を常に見つけ出せる力。

人には平等な時間しかありません。同じ時間で何をするかの違いだけです。
秀でた部分があるということは、反面劣っている部分があるという事。
その劣りを取り返す為に使うか、秀でた部分を突き出るほど伸ばすか。
思考をめぐらせるのもよし。どれも不正解ではないと思います。
嘆いている時間ほどもったいないものはありません。

今は、誰でもできる仕事は機械化の傾向にありますので、ごく平均的な
人材ではなく特出した能力を発揮できる力を持つ人が求められています。
教育は義務だとしても、言われてするものではなく
自らがいかに学ぶかを考え、よりよい工夫を見出す大切な時期なのです^^