昨年TVの企画で、マツコデラックスのアンドロイドを制作し
その二人?を対談させながら様々な企画をするという風変わりな
番組が放映されていて、興味深く見ていました。

元々、マツコさんはヒトの域を超えた何か別の生態系のような
イメージがあり(すみません^^;見た目だけの話でなくです)
アンドロイド化されても違和感を感じなかったのが印象的でした。
キャラ的にも、むしろアンドロイドが凄く似合うと思いました。

近年限りなく中性的な人が認知され、世に出やすくなってきており
周りの子達も美しさを兼ね備える男子が増え(気のせい?)
人口減少の要因のうちの一つである「性別を元に種を残す」
という事に執着しない傾向に入ったのではないかと感じます。

他の種では、自由に性別が入れ変わったり、どちらでもない
性別が卵を産んだり、分裂して増えたりとヒトよりも自由な
生態系が数多く存在するので、ヒト自身の進化の限界が来ている今
手付かずで来た「種の永続」をテーマとしたヒトの”中性化”は自然の
ことであり、ヒトは周回遅れなのかもと思ったりもするのです^^;


若い頃、年齢・性別・生い立ち関係なく色々な方と過ごせる環境に
いたおかげで、やはりその様な壁のない中でいる事が一番居心地が
よかったと思うのです。しがらみも気遣いもなく自然にいられる環境。
甘やかさない、厳しさをもつ環境、叱咤激励はあれど「利己」とは
また違う「利他の心」という思いが皆ありました。

通常の社会に出ると、それがまだマイノリティと扱われていますが、
実際には少しづつ広がりを続けているように感じています。
もしかして、こうして普通にサラリーマンを演じている今の自分は、
本当の私ではないような・・居心地の悪さも日に日に募ります。


実際その番組で子供たちがマツコロイドと留守番をするという
企画があり、最初は怖がっていたもののすぐに仲良くなって
いました。素直な子供たちはやはり見る視点が違うなと関心。

私も生身の人間のほうがよっぽど怖いと思いますけれどねww

国と国の争い、会社での足の引っ張り合い、性別初め色々な差別・・
これも全て「固着」した考え方の相違から来るもので、どちらが
優位かを測るものさしでもありますが、境目の無い環境では
その様なことも起こりませんし、既に固着自体は時代錯誤では・・
そんなことを思います。


マツコロイドの登場は、TV局の単なるアイディア的番組だった
のかもしれませんが、案外近い未来になり振り返ってみると
ヒトと人工知能との境目がなくなるきっかけだったといわれる事に
なるのかもしれませんね。

先日お話した技術的特異点の早まりは、一説によれば20年も前倒し
ということも言われています。
それだけ本当に間近に近づいているのです。

その足音を聞くには日々、ただ日常を直視して見ることです
何気ない変化は無意識に体がキャッチしますから。
これからは感性を養う事も重要かもしれませんね^^