会社では様々な組織形態があると思います。
古い体質が抜けない会社、グローバルを取り入れている会社。
業務や時代などもありますし業界にもよりますので「正解」
はないと思っています。

そんな中、社会的にも段々と弱者的立場の人を守る風土にある
中で、閉ざされた会社や施設などではまだまだ権力行使を用い
物事を動かす会社(もしくは個人)が存在するのは確かです。
(今の言葉で言うブラック企業というヤツですね)

権力を持つ人はそれだけで「武器」を持っているようなものです。
弱者とは一般社員のことを今回示しますが、素手VS武器では必ず
力の差が生まれます。何もしなくても存在だけですでに行使している
ようなものなのです。

★「与えられた権力の行使を自制する謙虚さのある人でなけれは
 権力者になる権利はない」のは当たり前ですが、履き違えて欲しく
 ないのは「権力を行使する相手を間違えてはいけない」と言うこと。
 牙は弱者に向けるべきではなく、行使すべき相手へ使うものです。

「権力者」という役職は「責任者」でもあります。
権力を行使する為にはその責任を負うということを忘れてはいけません。

しかしその「責任」を忘れている人があまりに多すぎるのが現状です。
利己の為に権力を行使し「常識」や「世間体」という他責で逃げ、
更に相手に責任を押し付ける。これほど卑怯なことはありません。

自分は決してそうではないと思っていらっしゃる方も、今一度ご自身の
行動を思い返してみてください。


今年から日本の雇用形態や評価制度もまた新たに変わっていきます。
一昔前は許されていたことも、今は通用しない時代になっています。
利己の為に弱者に権力を振るう立場の人間は、この先、生き残る事は
できないでしょう。

そして弱者の立場でも自分の身は自分で守る事が基本です。
学校教育でも自主自衛プログラムが組み込まれていっています。
(自身の役割を果たして、泣き寝入りせず正当に対応するということ)


富や名声を手にした人間が落ちていくのを何度も目の当たりにしました。
それは、使い方を間違っているからです。大きなものを手にすれば
同じ分だけ周りを守る責任を追ったということを自覚しておきさえすれば、
それにふさわしい人物になると思います。(役職が人を育てる)

世の中はフラットです。いつも書くように、誰かが欲張れば他の誰かが
泣くのです。自分さえよければよいという考え方がなくならなければ
近い将来淘汰される。その覚悟を持って行動をして欲しいものです。