今日は少し過去の仕事に触れてみたいと思います^ ^
ラジオ番組を持っていてDJをしていた頃に担当ディレクター
から報道の方もやってみない?との話がきっかけでした。
仕事は主にニュース枠の仕事。定刻撮りと生中継、ニュース内
での特集番組を制作する側の仕事でした。
日常メンバーはカメラマン2人と記者1人、伝送車の運転手。
少人数で1日をまかないます。緊急取材と重なれば片方の
カメラマンは一人で全てしなければならない。
若さのおかげでこなせたけれど、とにかく体力勝負の仕事でした。
(でもマルチにできることが今の私に重要だったと思います)
まず当時の機材は大きいし重い。朝夕定刻に撮るニュースなら
穏やかに行けるのだけれど、事件や事故が発生すれば警察や消防と
ほぼ同時に到着しなければ現場を撮れない為、常に待機しながら
耳を澄ませている緊張感が続き、通報と共にダッシュ!
そして、見たくない残酷な現場に何度も遭遇することになる・・
私は昼間の担当で昼・夜ニュースと翌朝分を撮りますが、
若さのおかげでこなせたけれど、とにかく体力勝負の仕事でした。
(でもマルチにできることが今の私に重要だったと思います)
まず当時の機材は大きいし重い。朝夕定刻に撮るニュースなら
穏やかに行けるのだけれど、事件や事故が発生すれば警察や消防と
ほぼ同時に到着しなければ現場を撮れない為、常に待機しながら
耳を澄ませている緊張感が続き、通報と共にダッシュ!
そして、見たくない残酷な現場に何度も遭遇することになる・・
私は昼間の担当で昼・夜ニュースと翌朝分を撮りますが、
昼のニュースは戻って編集をしている時間がない為撮った
その場で伝送する。切取りは正確にしないと放送事故が起こる。
当時キャプションも担当していたので責任重大でした。
最初の頃はバッテリーと三脚と替えのレンズを抱えカメラマンの
あとを走っていき、照明もする。機材は全部で10~15キロ。
もたもたしていたら映像は取れないので、とにかく動きを先読み
して設置や交換。間に合わないと怒鳴りつけられる。
それが半年ほど続くうち段々と編集や休日分のカメラ回しを
任されるようになりました。プライドと意地で無我夢中でした。
あくまで「報道」は事実を忠実に伝えることが目的。全く同じ
映像でも切取る部分、編集や言葉一つで間逆になってしまう。
だから全員真剣で、取材が必要な場合はとことんまでする。
たった10分の特集番組も、ほぼ1日費やして繰返し取材する。
例えば、作家さんなら作り手の思いをきちんと理解した上で
この頃の報道のあり方は「私心」は無かったように思います。
ただ誠実に情報を伝える。これほど難しい事はありません。
相手の思いや状況を忠実に伝える為には全てを研ぎ澄まして
全身で感じなければならない。だから心に伝わるのではと・・
そうすると見る側がきちんと受け止め考える事ができる。
最初の頃はバッテリーと三脚と替えのレンズを抱えカメラマンの
あとを走っていき、照明もする。機材は全部で10~15キロ。
もたもたしていたら映像は取れないので、とにかく動きを先読み
して設置や交換。間に合わないと怒鳴りつけられる。
それが半年ほど続くうち段々と編集や休日分のカメラ回しを
任されるようになりました。プライドと意地で無我夢中でした。
あくまで「報道」は事実を忠実に伝えることが目的。全く同じ
映像でも切取る部分、編集や言葉一つで間逆になってしまう。
だから全員真剣で、取材が必要な場合はとことんまでする。
たった10分の特集番組も、ほぼ1日費やして繰返し取材する。
例えば、作家さんなら作り手の思いをきちんと理解した上で
その思いが伝わることを徹底してやっていた。それを側で聞いて
スタッフ全員が映像に表現を込める。
生中継は例え10分でも前日からカメラの動きを含めて大人数で
入念にリハを繰り返す。流れて残らないけれど、編集できない
その映像を沢山の人が見るから失敗は絶対に許されない。
山開きのニュースでは、誰よりも早く登頂しなければならない
為、暗いうちから2000メートル級の山を機材全部担いで上がる。
生中継は例え10分でも前日からカメラの動きを含めて大人数で
入念にリハを繰り返す。流れて残らないけれど、編集できない
その映像を沢山の人が見るから失敗は絶対に許されない。
山開きのニュースでは、誰よりも早く登頂しなければならない
為、暗いうちから2000メートル級の山を機材全部担いで上がる。
無事に上がり取材、伝送を終えたら、今度は夕方のニュースを
撮りに行くため急いで下山。(登りより下りが難しい・・)
ニュースの合間にある花や景色の映像も過酷で・・^^;
例えば雪山を美しく撮る為に、両手に機材を抱えながら反対側の
急斜面の雪山を登り、日が当たり影がいい感じになるまで待つ。
防寒は邪魔になるので軽装で、納得いくまで何時間もポイントを
探して綺麗な映像を追いかけて撮ったり。
花の映像も蝶や蜂が止まるのをひたすら何時間も待つ事もある。
水面が鏡のようになるまで風がやむのを静かに見守る・・
もちろんヤラセはないので、その瞬間を待つんです。
動画での静と動の表現、感じることの大切さが身にしみました。
ニュースの合間にある花や景色の映像も過酷で・・^^;
例えば雪山を美しく撮る為に、両手に機材を抱えながら反対側の
急斜面の雪山を登り、日が当たり影がいい感じになるまで待つ。
防寒は邪魔になるので軽装で、納得いくまで何時間もポイントを
探して綺麗な映像を追いかけて撮ったり。
花の映像も蝶や蜂が止まるのをひたすら何時間も待つ事もある。
水面が鏡のようになるまで風がやむのを静かに見守る・・
もちろんヤラセはないので、その瞬間を待つんです。
動画での静と動の表現、感じることの大切さが身にしみました。
また、沢山の人に話を聞いたり現場を見る事で、色々な人に
関わり、ものの本質を見分ける視点を学んだと思います。
ただ、身体を壊してしまい続ける事が出来なくなり
(手術をしましたから・・)本当に残念でした。
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この頃の報道のあり方は「私心」は無かったように思います。
ただ誠実に情報を伝える。これほど難しい事はありません。
相手の思いや状況を忠実に伝える為には全てを研ぎ澄まして
全身で感じなければならない。だから心に伝わるのではと・・
そうすると見る側がきちんと受け止め考える事ができる。
今は画面を通しながら作り手をつい見てしまいますが
まだ誠実に取組んでいる方はいらっしゃると思います^ ^
まだ誠実に取組んでいる方はいらっしゃると思います^ ^