いつも読んでくださっている読者の皆様こんにちは!

 

B3のコックピットで静かに闘志を燃やす

女子大生。。。。メラメラメラメラ

そうです、皆様おなじみの当店スタッフの『MAI』ちゃんです。

 

そして、この第6話をもって『MAI』のB3奮闘記も一区切りつけることとなりましたえーん

 

 

最終話として今回お届けするのは、

機長としてのB3トラフィックパターンです!!

 

パイロットになるすべての者はトラフィックパターンで飛行機の諸元を覚え、

ルーティン動作で、その諸元や手順を身体に覚えさせます。

それでは!

これまでの努力の成果をMAIちゃんに見せてもらいましょう!!

 

今回のフライトでは、基本のトラフィックパターンを描いてもらいます。

とは言うもののB3でのトラフィックパターンですが、

第1話で登場したC172でのトラフィックパターンとは、まるで勝手が違います。。。

 

 

というのも、C172は小型飛行機ですが、B3はジェット旅客機なのです。

大きく違うのはそのスピードで、着陸前のアプローチスピードで約2.5倍の速度になるので、

単純に2.5倍の速さで滑走路が近づいてくることになります。

また機体の重量もセスナとは桁違いなので、操作から機体の反応速度は遅く、

セスナでの操作より、5秒ほど先を見越した操作が要求されます....

 

さらにさらに!!!

セスナにはない車輪の出し入れや、0°~40°まであるフラップの操作など、

離陸から着陸までの約5分間に、

息をするのも忘れるほどの忙しさが彼女を待っています。。。

 

では、さっそく!!!

と、いきたいところですが、いきなりパターンを周れと言われても困っちゃいますよね。。。

ということで、今回MAIちゃんにはトラフィックパターンをイメージしてもらうため、

宿題を出しておきました!

 

2017年8月号の月刊エアラインを読んでおくこと!

という内容です(笑)

 

 

 

なぜかと申しますと。。。。
この8月号では「パイロット&コクピット」と題して特集が組まれております!!

その中で、当店のSIMと同型機、JALのB737-800を使用した、グアムでの実機訓練に密着した記事があり、

その中にトラフィックパターンの詳細が解説されていたからなのですグッド!

 

 

 

しかし、エアラインの特集記事では詳細に解説されているとはいえ、実際の訓練に使用するためのものではありませんので、訓練用の資料に比べると諸元などの情報が不足しています。

そこで、当店立ち上げ時に様々な方の協力を得て完成した、

Traffic Pattern Training Manual を基にやってみましょう!!


 

 

ご希望のお客様には、上記のような本格的な練習ができる資料をご用意しております。

もちろん初心者の方には、難しいことは抜きにして、お気軽に飛んで頂けます。

 

実は今回、MAIちゃんにはもう一つの宿題を出しておりました。

実機を操縦する際に、機長と副操縦士が行うやり取りの台本も

渡しておりました(英語の.....)

得意教科が英語のMAIちゃんならへっちゃらですね!OK

 

 

ではフライトに移ってまいります。

 

 

もうお馴染みの景色となりました神戸空港RW27。

まずは私が右席より適宜アドバイスを送りながら手順の確認を行い、

実際にパターンを周りタッチンドゴー(着陸後停止せずに再度離陸)

を何度か実施していきます。

手順も身につき、着陸も安定してきましたので、いよいよ機長としてやっていただきます。

 

再度、神戸空港RW27。

MAI 「よろしくお願いします!」

店長「キャプテン、よろしくお願いします!」

 

MAI 「Takeoff!!!」

 

運命の滑走開始です!!ひこうき

 

Thrustレバーを押し込むと、コックピット全体が甲高いエンジン音に

包まれます。

ご存知の方も多いかと思われますが、当店が誇るB3、

NASAの訓練でも使用されるD-BOXと呼ばれる振動装置を、

全国のフライトシム施設で初めて導入しているのです!※1

 

 

 

離陸、着陸などの振動は実機さながら!※2

ご来店の際は、ぜひこのリアルな振動を体感してくださいませ!!

 

※1 360°全天球カメラで撮影した画像です。

※2 D-BOXは、離着陸時の振動や気流の影響などによる 

   微細な振動を再現する装置です。

 

 

 

 

離陸滑走を初めて約10秒、速度がグイグイ上がっていきます急ぐ急ぐ

 

店長「........V1....VR...........Positive」

MAI 「Gear Up!!」

(※写真はイメージです。神戸のRW27で上がったのに何で陸地なの?

っていう突っ込みはどうかご遠慮願います。(笑))

 

 

あとは、MAIちゃん得意の必殺FDフォローです!

速度、高度が安定したところで、180°旋回していきます。

 

MAI 「Left side clear. Turn left HDG 092. Set HDG 092.」

店長 「Roger ! HDG 092. Set.」

 

旋回を終えると、着陸の準備を始めていきます!

 

MAI 「Abeam. Time Check. 」

 

12秒を過ぎたらギアダウン.........

 

MAI 「Check air speed,Gear Down.Set Flap 15]

店長「Gear Down. Flap 15 Set」

 

所定のパワーをセットし、最終の着陸態勢に入るコックピット。

 

MAI  「 Push Approach . 」

店長 「Approch button Push.」

MAI 「Left side Clear. Roll in!Air speed check,set Flap 30.」

店長 「Flap 30 set」

さあ、ファイナルターンです!

ここからは、安全な着陸を期すために、Approachモードを使用しての着陸になります。

このアプローチモード、説明するとまた一話分かけちゃうほど奥が深いものなので、

ご来店いただいた際に、スタッフに聞いてみてくださいね!ヽ(*´∀`)ノ

 

 

 

 

………100………50…40…30…20…10……(電波高度計の合成音声)

ドゥン。

 

という軽い衝撃とともに、RW27に無事着陸です!

 

あとは逆噴射をかけて着陸完了です(^∇^)

 

MAIちゃん、遂にB3を飛ばせるようになりました!!

後ろで見守っていた、スタッフも一同大喜びです!!

 

おめでとうMAIちゃん!!!

ヤッタネ!

 

 

 

 

今回、トラフィックパターンの詳しいことは省略させていただきました!!(>_<)

 

 

「ここがもっと知りたい!」や、「一回チャレンジしようかな?」

と思われた読者の皆様!

 

当店は、いつでも離陸の準備を整えてお待ちしております

 

初心者の方も安心してご来店くださいませ。

 

全てのお客様へ、心を込めて楽しい時間をご提供させて頂きます!

 

 

ご予約はこちらから!!

 

 

※ネイティブのMAIちゃんの発音に終始圧倒されて、

  発音練習ををやり直そうと思った店長でした…

 

 

 

 

 

 

 

いよいよ、皆さんとお別れの時間になってしまいました。

本話をもって、現役女子大生スタッフ『MAI』のB3奮闘記も区切りとさせていただきます。

 

 

というのもMAIちゃん、アメリカへの留学が決定し、

テクノバードを卒業することになったのです。

 

我々スタッフも非常に寂しいですが、温かく彼女を送り出してあげたいと思います(。>0<。)

 

皆様も、温かいエールを送っていただければと思います!!

 

 

もしかしたら、『MAI』の海外レポートと題した企画が出てくるかもしれません(笑)

 

また、MAIちゃんが皆様の前に登場してくれることを期待して、しばしのお別れです!

 

 

気をつけて、行ってらっしゃい!MAIちゃん!!!!

 

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

 

本日のフライトタイム               90分
 
トータルフライトタイム   8 時間 30分