土曜日のお話。
昼食を、ボクのわがままで、大好きな中華料理店へ。 若い頃から馴染み親しんだ「街の中華屋さん」 ここでは、麺がおいしく、スープがおいしく、具がおいしい。
つまり、全部w
「自分の味」とでも言うんでしょうか。 「この味だよ」と、自分の源を思い出させてくれる味。 これ、ほかの人に言っても伝わらないときがあります。
「うどんは、昆布だしの薄口しょう油でしょ」と関西方面の方々が言うわけですが、「カツオだしで黒い色してないと満足できない」と関東方面では言う。 ボクは関東の出身だから、カツオが強いほうが好み。
と同じように。 「いろんなラーメンがあるけど、結局いちばんなのは、どれ?」と聞かれたら、ここの味を言うのが、ボク。
この味をベースに、似たような味をほかで探す。 そういうお店。 早い話が、「好きな中華って、どこの店?」と言われて、「ここ!」と正面から答えられる。
と~~~っても高い、高級店もおいしいわけですが、どこか、違う気がしてしまう。 でも、ここで食べれば、お値段半分以下なのに、自分の舌が満足する。 「家庭料理」ともいえるし、「おふくろの味」とも似てる。
こういう出会いは、なかなかできないですw でも、と~~ってもおいしいので、店が続く限り行きたい。
ちなみに、今回の注文は、「バンメン」
は? 何、それ?と思われる方も多いでしょう。 ごく一部の地域しか無いかもしれません。 でも、中国でも通じる言葉、です。 ものの辞典には、「具や調味料であえた麺」とあります。 で、ぼくの知ってるバンメンは、「五目の具をあんかけにして、しょう油ラーメンにのせたもの」
「じゃあ、五目そばは?」と聞かれるでしょうが。 五目そば、は、「五目の具をあんかけにして、塩ラーメンにのせたもの」ですw
日本全国的に、「広東麺」という言葉なら、通じるでしょうか。 それに、非常に近いですw
で。
その中華の話ではなく、食べ終わって満足したあと。 おとなりに、「カフェ」の文字が。
たしか、むかしはココって不動産屋だったよな? の場所。 外から見ると、なかなかシンプルでいい感じのカフェ。
入ってみた。
「ここは、お食事はやってないんですよ」と、店主と思われる女性。
「ええ。お茶を飲みにきました」とボク。 ホッとしたような表情でメニューを出していただく。
「アイスコーヒーを。」
「かしこまりました。」
待つこと、数分。
いやぁ~~~~。 実に香り高いアイスコーヒー。 どこかのチェーン展開のカフェとは明らかに異なるアイスコーヒー。
喫茶店によっては、アイスコーヒーは市販のものを出すところもありますが、ここは間違いなくお店で作った味。
うまい~~~~、と。 ほんわかしていると、店主が、「いかがですか?」 「おいしいです~~」とボク。「ありがとうございます。 コーヒーを淹れて、急冷してるんですよ」 「でしょうね~。香り高いアイスでうれしいです」
オープンして1ヶ月だとか。
「ご近所のおじいちゃんおばあちゃんも来てくれて。少しでもお客さんが増えてくれるといいんですが、ひとりでやってるので、いっぺんに来られると待たせて申し訳ないんです」
なんと、ステキな店主さん。
今は、近くに住んでないので常連になるのは難しいでしょうが。 また、かならず行きたいです。 ついでに、コーヒー好きのわが父に紹介したのは言うまでもありません(笑)