オートバイ整備は小排気量ほどユーザーさんが手を出しやすい部類ですね。

 

OIL交換を御自身でやる分には全然OKですがプロとの違いは壊す可能性があるかどうか。作業後の事故やトラブルが出るかどうか。もちろん場合によっては事故に繋がる場合も御座います。以前にも書きましたが整備士は士業ですので国家資格です。最低限の知識と情報は持っています。

 

今回はユーサーさんが御自身でOIL交換をしたことがあると言うことですがユーザーさんがやったとは限らず何度かやっているウチにこうなってしまったかもしれません。ねじ山はぐずってしまっていてOIL漏れで入ってきました。まずねじ山を直しましたがOIL漏れは止まりません。何故?と思いましてよく見てみるとクラック発見!これが一番の原因でした。ねじ山がぐずっていてしっかりとトルクが掛かっていなかったからクラックも見えなかった。しっかり締まるようになってクラックが開いて現れた。と言ったところでしょうか。今一度OILを抜き外と見える範囲でも脱脂をして弊社ではおなじみの浸透性シール材を使いました。本来なら分解して・・・と言いたいところですがご予算の問題もありますのでコレでしのいで頂くことにしました。ここに関しては一時的に止めると言ったところです。

 

クラックもこの特殊シールで止まる場合も多々有りますのでやり方やご予算、リスクなどもお話しします。溶接だけが全てでは有りません。お気軽にご相談下さい。

もちろんバイク屋さんでもトルク管理をしないところも多数有ります。偽自身が足を運んでいるバイク屋さんでトルクレンチを使ってやっているか作業風景を見てみると良いです。以外と使っていないことも多々有ります。特にOIL交換で使っているか・・・トルクレンチは使わないのか?と言う問いにプロは身についているからと言うところもありますが感で整備をしてはいけません。ほぼ合ってませんから(笑)当店はOIL交換でも分解整備をする場合でもトルクレンチは使います。プロだからこそちゃんと使うべきです。