今回もネジ折れの救出とネジ山修正をさせて頂きました。頭は出ていたんですが斜めに入れてしまったみたいでそう簡単には外れません。もちろんセンター穴逆タップは試していますが当然駄目。

ボルト折れ 斜め入れ

4mm迄穴経を広げたところでリューターの出番!少し削ってやっと救出!見てみるとネジ山は破損している模様。ヘリサート前提に広げていきヘリサート用のタップを掛けます。その前に周りのバリ取りをしないと真っ直ぐ入れにくいので前回載せたカウンターシンクで穴バリを取ります。その状態から水平・垂直を確認しタップを立てていきます。ここが2番目に神経使います。ちなみに一番目は初めのドリル加工。ここしくじったら戻すのが大変。

ヘリサート加工

ヘリサートを埋没し完了です。頂いたボルトを入れてみると長い・・・その奥には配線がある。これ、海外製ですが純正オプション。そのボルトは使わずにSUSのボルトを旋盤で短くして装着しました。万が一の際に配線傷つけてショートするのを防ぎたかったから。そこはサービスです。以前にクランクケースを直したお客さん。長いボルトを持ってきたお客さんがいけない!とショップ側から言われたらしく・・・(長いボルトを無理栗締め込んでケース割ったらしいです)どこだか分からないですが、自分の非は認めないとですよね。