有り難いj事です。毎日一般整備・修理と各種加工物や修正物のご相談が有ります。
難儀な種類の加工のご紹介です。当店で多いヘリサート加工ですが様々な種類のヘリサートが有ります。それでも全部の種類を対応しているわけでは無いです。バイクや車には様々な種類のネジやボルトを使っています。その中でもネジピッチの違いも有りますので、結構な量のヘリサートの在庫が必要です。たぶんバイク屋さんの中では加工件数も多いし道具の種類もも全国で1～2位を争うぐらいかもしれません（笑）
例えばM3・M4（更にヘリサートコイルの長さ3種類）なんて持って居る所は少ないんじゃ無いでしょうか？当店でもあまり使わない種類ですし。（とは言え、このサイズも年間、数個～十数個は作業します）M5・M6位まではピッチもほぼ1種類ですが、タマの長さが3～4種類程度。M8、M10道具3種類、M12道具3種類、M14道具2種類、となると細目と呼ばれる物や、粗めと呼ばれる物も有るので結構な個数になります。ボルトサイズが一緒でもピッチが違う（道具も変わります）物も有るし、その中でもコイルの長さも数種類・・・ヘリサートコーナー♪位の勢いです（笑）セットで買ってもここまでは付いてきません。
今回はキャブレターのフロートチャンバーねじ部。単純なねじ部でしたら小さくてやりにくいと言うだけですが、今回のは一部止り穴、それもネジ山は5山程度と薄い場所。今回はM4ｘ0.7というサイズ薄い所なので、1Dと言う一番短いコイルを使います。
上記がヘリサートコイルです。実際のねじ山になります。長さの違いも分かると思います。
今回は全部のねじ山が破損！合計8カ所。
M4ぐらいまで小さくなって来るとコイルも細くなります。長さも短いと当然入れ込むときの力加減でコイルが変形したりして非常に入れにくい。更に今回ねじ山のコーナー部分に位置合わせ用の立ち上がりが有りますので、そこを傷つけ無い様に加工します。普通の加工ならあまり気にしませんがウチでの加工は誘い部分を作るので立ち上がりがギリギリになります。単純に入れるのでは無く一手間掛けます。
図１
絵を描いてみました。誘い部分は②の赤い部分です。皿切りで少しだけ作った方が
ヘリサートが入れやすくなり、見た目も綺麗です。
サイズによってはタップも同サイズで数本有ります。意外とやっかいな事にヘリサート用タップって1SETに1本、1種類が基本でタップで言う１．２．３番という物は付いてきません。大体2番程度の物が付属してきます。ヘリサート（リコイル）用にはパイロットタップなる便利な物も有りますが当店は普通のタップがほとんど。1本だけ有ります。在庫が無くてすぐ欲しかったので仕方なく・・・その後、ノーマルタップ（ヘリサート用）を2本追加。その他の物でもタップは大体2～3本同サイズで有ります。何故かは後でご説明します。
何故タップが何本も必要か？普通のタップは先端が4山程度テーパーになっていて真っ直ぐ入りやすくなっています。しかしこのテーパー部分は当然ネジは切れません。ヘリサートなんて入れたら先つぼみでヘリサートは入ってもネジが確実に入らなくなります。3番タップと呼ばれる物でも1山程度はテーパーになっています。通り穴でしたら何の問題も有りません。止り穴でも問題ない場合がほとんどですが、ヘリサートとなると話は変わってきます。
上記は抜け穴ですが事実上、外せない障害物が有るので止り穴
切りきれないというのは図１の③を見て頂くと下の方が尻つぼみ（③の3本線部分）になっています。ここまでネジが来ると入らないと言う事も有りますし食ってしまって抜けない、ねじ山が駄目になったと言う事も多々。そこがヘリサートだとすると、外したときに一緒に抜ける迄は良いのですが、食ってしまったら間違いなくネジ山はもう使えません。ヘリサートの後の加工・・・当店は、まだ隠し球が有りますが、他だったらもう修正不可能でしょう。（今回の場合本体交換）
ヘリサート加工後 M4・P0.7になります。
当店では止り穴でも出来るだけ奥まで切れるようにタップ自体を加工しちゃいます。1山目から切れます。（慎重に使わないと前加工が水の泡になります）止り穴で有っても通常のヘリサートタップで奥まで切ります。今回の薄い場所ですと、付属の物で1山～程度切れます。その後、慎重に加工したタップを立てていきます。切り落とし、だけでは無くタップの3つの刃の部分の1カ所は一山落としてあります。切り子逃げ、噛み込み防止の為。
何度も言いますが、ヘリサート加工全般を失敗すると・・・その後の加工代は確実に高くなります。小さいネジ一本に数万掛かる場合も有ります！ご自身で作業する場合、くれぐれも頭の片隅において作業して下さいね。斜めに入ったらアウトです。
大前提としてネジはトルクレンチで締めて下さい。M4なんて0.2n・m位ですから。殆どが手締めだと思います。当店ではトルクレンチも類もデジタル・プリセット・ドライバー型と0.2～350n・M迄多数取り揃えております。
WEB上で、自分でやれば簡単♪工賃を節約しよう。っていうのがよく有りますが士業（弁護士や調理士・整備士も士業です）は国家資格が必要な物も多いので見よう見まねではなかなか・・・さらにはヘリサートなんて言う物は“経験”がモノを言います。壊す前、壊してしまった後でもテクニカルサービスへお気軽にご相談下さい。
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当店は、埼玉県和光市と東京都練馬区の
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どんな修理もお任せください！！ 他店様・インターネットなどで購入した車両なども大歓迎です！お気軽にご相談ください。（一般修理は、国内４メーカーに限る） 当店オリジナルの工賃割引会員システム有り☆工賃が２０％～最大５０％もＯＦＦに！！
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オートバイ・メンテナンスプロショップ
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全国探してもバイク屋さんの工賃の割引サービスは無いと思います。ましてや工賃が半額になるなんて言語道断です（笑）
オートバイ屋さんの工賃というのは大きな利益の一部です。それを半額にするなんて事はなかなか出来る物ではありません！
当店は長年整備屋としてやって参りました。ホームページを見て頂ければ分かると思いますが他のバイク屋さんと同じ利益を得ようとすると倍の作業をすれば解決します！要するに手を倍の速さで動かせば良いと思います。出来る出来ないは別として・・・。長年の整備経験が物を言います！
工賃半額 オートバイ
当店で新車や中古車を購入して頂きますと以後の工賃が半額になるんです！カスタムや一般整備・車検や点検・定期的なOIL交換等ほぼ適用致します。新車は安売り店には正直勝てません。（仕入れ量が違います）整備屋として何処で還元出来るか散々考えた結果、工賃を毎回半額にすると言う事に辿り着きました。3年前後で手放す方は余り居ないと思います。なので新車から3年での試算を乗せました。全車両に当てはまる訳では無いのですが原付でも数万円の差が出ます。初めから安いかジワジワとそれを超える安さになるかは考えて頂ければ分かると思います。メーカーの縛りも有り販売出来ない車両（メーカー店独占販売）も御座います。
工賃半額の仕組み
例えば250cc以上のHONDA車両はドリーム店でしか買えません。それも定価で。Kawasakiに関しましても全車Kawasaki専門店でしか買えません。ディーラーと呼ばれる所にしか卸さない！とメーカーが決めました。ほぼ定価で買わないといけない時代になって仕舞いました。勿論YAMAHAもSUZUKIも今後はっきりと色分けされるでしょう。利益をしっかり取ってお店を経営していきましょう！と言うメーカーのやり方。
小さい車両はどのお店でも売って大丈夫ですよ！って事ですが余り利益の無い車両は売らせてあげるとも聞こえますね（笑）
それはそれで良い事だと思います。健全経営ですから。当店は整備専門店なので車両を売る事に特化しておりません。当店で買って頂いたお客様に対してメリットが無いといけない。ディーラーさんでは出来ないサービスが無いといけないと思っています。勿論ディーラーさんじゃ無いと出来ない事もあります。それを選ぶのは“お客様”です。
頑張って1メーカーだけを売っているディーラーさんをメーカーがサポートするのは当然です。こんな時代がいずれ来るだろうと20年以上前に思っていました。なので整備屋として生きていこうと決めたのです。ちょっと変わった事と言えばバイク屋さんで金属加工・各種金属溶接というのも当店の特徴です。全体作業売り上げの30％近く溶接や金属加工という驚異の数字です。
バイク整備を御代を頂いてする上では整備士資格だけでは出来ません。医師免許があっても自宅でお腹切って言い訳では無いのと同じです。国家2級整備士の資格が有り定められた道具が有り設備や工場面積が無いといけません。一つでも掛けていれば“違法”です。俗に言う”運輸省認証工場”と言う物です。バイクを買うのは何処でも良いですが整備するなら必ず認証工場で作業をして下さい。当店も認証工場を完備しております。安心してお任せ下さい。有資格者が2名御待ちしております。認証工場では無い場所では分解整備事態がダメ！パッド交換の際のキャリパーを外すのもダメです。ハンドルやチェーン・車検整備や法定点検なども分解整備を伴いますのでNGです！この看板を必ず確認して下さい。
当店は安心の関東運輸省認証工場です。
認証工場とは国が定めた講習を必ず実技・座学と1年に1回受けないといけません。
法改正や新技術があるからです。
見やすい位置に看板が無い場合は”違法工場”となり、整備をした事にはなりません。お気をつけ下さい！