1年間で意外と難儀な修理と言う物が毎年1件ぐらいは有ります。今回順を追って見てるのが、YZF-R1(2007年式)と言う1000ccの車両。この車両の何がいけないかというと・・・エンジンを掛けてファーストアイドルから通常のアイドリングになるまでは普通。そこでアクセルを少しでも弄ると・・・回転が7000rpmぐらいまで勝手に上がります!これ、決して起きてはいけない事!ましてやスーパースポーツ車両でこんな事が止まる寸前に起きたら暴走事件です。本人が意図しない方向に行くわけですから。1速だったらウイリーするか転倒するか・・・止まる寸前にクラッチなんてスパッと握れる人がどれだけ居るでしょうか?50ccでも怖いって言うのに加速力のあるスポーツ1000cc・・・恐ろしい。

 

池袋のプリウス暴走事件ではコンピューター内にブレーキを踏んだ痕跡が無い。と言う事でしたから車側に非が有るとは言えません。しかしバイクの場合そこまでコンピューター内に記録してる事は無いと思われます。

 

電子スロットルというアクセルケーブルが存在しない。厳密に言えばアクセルケーブルとスロットルボディーが直結していない。4輪では当たり前なんですが・・・これは昔から僕が懸念していた事。そんな事は絶対に起きてはいけない!と言う事からメーカーさんは2重の安全装置を付けています。

 

アクセルとスロットルボディーは電気で繋がっている。断線があるとアクセルは開かない。異常信号が入っても同じ。何処でそれを見てるかというとアクセル側とスロットルボディーに、開度を見るセンサーが入って居てアクセル側が開きました。って事をコンピューターに送ります。そうするとコンピューターはスロットルボディーに何度開けなさいと言う指令を出し、スロットルボディーに着いているモーターがバタフライを開きます。そしてスロットルボディーに着いているセンサーがこの位開いています。とコンピューターにフィードバック信号を送ります。2つのセンサーの数値が合っていると燃料調整をしながらきちんと動く事になります。その開き具合がアクセル側と有っていないとエラーが起こり、開けなくする方向の信号が出る。メーカーに依るが2つのセンサーが同じように上がるかクロスして居るかのセンサーがあります。同じように上がるとすると今現在、3開いていますボディー側も3開けて居ます。だったらOK。クロスして居る場合は1~5の範囲内で合計した数字が合っていればOKと言う事になります。例えばアクセル側1の場合はスロットル側4、アクセル側5の場合スロットル側0等。それ以外ではエラーが起きるはず。。。

 

ケーブル式なら人間が開けた分しか基本的には開かない。しかしながら電スロの場合、何かの電気的不具合などで開く場合もゼロでは無いだろうと思っていた物が今回起きました。更にエラーは出ない。こんな事が起きても良いのか?と思うのですが電スロ初期物なのでと言うメーカーの回答。危険きわまりないので原因を探ってみようと思います。2007年とは言えOBD2が繋げられたので過去履歴を見てみるとスロットルボディーとコンピューターの異常と言う事が出て居ます。間違いがありそうな物ですと2つのセンサーも考えられます。そして前回、そのセンサーを交換したと言う事で元々付いていたセンサーもお預かりし検証。問題なし・・・となるとコンピューターかスロットルボディー・・・コンピューター15万ぐらい、スロットルボディー22万ぐらい。お試しできる金額では無い。更に診断方法は・・・交換。メーカーさん曰く交換してみないと・・・的な(笑)指令が間違っているのかそもそものセンサーの信号が間違っているのか?いずれにせよエラーが出なくちゃ二時エアの吸い込みは有りません、センサーの調整不良も事あるごとにチェック。問題なし、となるとエンジン内部的な物の可能性も有るし細かいセンサーの誤作動。。。そこは最後かな?思い切って、コンピューターを交換してみたが症状変わらず(>_<)ブラックボックスなので交換してみないと分からないのも現状。スロットルボディー・・・また年明けの課題です。2020年はサクッと終わらない年でした。

本年の営業は本日までですが、大掃除が終わっていないので明日も来ます。明後日は用事が有るので来ないと思いますが、来るかも知れません。年始も何日か来るでしょう(笑)毎年の事ですから(笑)コロナに気をつけ、皆様も良いお年をお迎え下さい。

 

2020年は本当に有り難う御座いました。2021年もどうぞ宜しくお願い致します。

*************************************************************
ようこそ!テクニカルサービスの社長ブログへ♪


当店は、埼玉県和光市と東京都練馬区の

県境近くにある笹目通り沿いのバイク屋です。

「極楽湯さん」と「島忠和光店さん」の間の坂の途中に有り

目印は、はす向かいに「くるまやラーメンさん」があります。

主に、ご依頼頂いた修理のご紹介や、金属加工・溶接などの作業例やその他キャンペーン情報(お得情報)やご案内などを投稿したりしております。
一般修理・車検・レッカー・事故修理・パンク修理はもちろんの事、その他、各種オーバーホール・電装系・エンジントラブル・故障診断・探求・HID取り付け・カスタム・旋盤加工・溶接までオートバイに関わるもの何でもお任せ下さい。

どんな修理もお任せください!! 他店様・インターネットなどで購入した車両なども大歓迎です!お気軽にご相談ください。(一般修理は、国内4メーカーに限る) 当店オリジナルの工賃割引会員システム有り☆工賃が20%~最大50%もOFFに!!
気に入って頂けましたらNewブログへも読者登録をお願いします♪※このブログは「メッセージ」機能を受け付けておりません

オートバイ・メンテナンスプロショップ

『テクニカルサービス』
〒351-0101  埼玉県和光市白子1-13-1-1F
TEL:048-486-9644  FAX:048-486-9643

営業時間 AM10:00~PM10:00迄
(定休日無し/年末年始・イベント日を除く)

HP http://ts-g.sakura.ne.jp/ 

全国探してもバイク屋さんの工賃の割引サービスは無いと思います。ましてや工賃が半額になるなんて言語道断です(笑)

オートバイ屋さんの工賃というのは大きな利益の一部です。それを半額にするなんて事はなかなか出来る物ではありません!

当店は長年整備屋としてやって参りました。ホームページを見て頂ければ分かると思いますが他のバイク屋さんと同じ利益を得ようとすると倍の作業をすれば解決します!要するに手を倍の速さで動かせば良いと思います。出来る出来ないは別として・・・。長年の整備経験が物を言います!

工賃半額 オートバイ

当店で新車や中古車を購入して頂きますと以後の工賃が半額になるんです!カスタムや一般整備・車検や点検・定期的なOIL交換等ほぼ適用致します。新車は安売り店には正直勝てません。(仕入れ量が違います)整備屋として何処で還元出来るか散々考えた結果、工賃を毎回半額にすると言う事に辿り着きました。3年前後で手放す方は余り居ないと思います。なので新車から3年での試算を乗せました。全車両に当てはまる訳では無いのですが原付でも数万円の差が出ます。初めから安いかジワジワとそれを超える安さになるかは考えて頂ければ分かると思います。メーカーの縛りも有り販売出来ない車両(メーカー店独占販売)も御座います。

工賃半額の仕組み

例えば250cc以上のHONDA車両はドリーム店でしか買えません。それも定価で。Kawasakiに関しましても全車Kawasaki専門店でしか買えません。ディーラーと呼ばれる所にしか卸さない!とメーカーが決めました。ほぼ定価で買わないといけない時代になって仕舞いました。勿論YAMAHAもSUZUKIも今後はっきりと色分けされるでしょう。利益をしっかり取ってお店を経営していきましょう!と言うメーカーのやり方。
小さい車両はどのお店でも売って大丈夫ですよ!って事ですが余り利益の無い車両は売らせてあげるとも聞こえますね(笑)

それはそれで良い事だと思います。健全経営ですから。当店は整備専門店なので車両を売る事に特化しておりません。当店で買って頂いたお客様に対してメリットが無いといけない。ディーラーさんでは出来ないサービスが無いといけないと思っています。勿論ディーラーさんじゃ無いと出来ない事もあります。それを選ぶのは“お客様”です。

頑張って1メーカーだけを売っているディーラーさんをメーカーがサポートするのは当然です。こんな時代がいずれ来るだろうと20年以上前に思っていました。なので整備屋として生きていこうと決めたのです。ちょっと変わった事と言えばバイク屋さんで金属加工・各種金属溶接というのも当店の特徴です。全体作業売り上げの30%近く溶接や金属加工という驚異の数字です。

バイク整備を御代を頂いてする上では整備士資格だけでは出来ません。医師免許があっても自宅でお腹切って言い訳では無いのと同じです。国家2級整備士の資格が有り定められた道具が有り設備や工場面積が無いといけません。一つでも掛けていれば“違法”です。俗に言う”運輸省認証工場”と言う物です。バイクを買うのは何処でも良いですが整備するなら必ず認証工場で作業をして下さい。当店も認証工場を完備しております。安心してお任せ下さい。有資格者が2名御待ちしております。認証工場では無い場所では分解整備事態がダメ!パッド交換の際のキャリパーを外すのもダメです。ハンドルやチェーン・車検整備や法定点検なども分解整備を伴いますのでNGです!この看板を必ず確認して下さい。

当店は安心の関東運輸省認証工場です。

認証工場とは国が定めた講習を必ず実技・座学と1年に1回受けないといけません。
法改正や新技術があるからです。
見やすい位置に看板が無い場合は”違法工場”となり、整備をした事にはなりません。お気をつけ下さい!