水のごとく よどみなく
さらさらと流れたい。
どんなに良いことがあっても、
どんな悪いことがあっても、
うしろをふり向かずに、前へ前へ、
さらさらと流れたい。
左右の岸に
どんな美しい花が咲いておっても、
どんなに楽しく
小鳥が鳴いておっても、
その美しさをほめながら、
その楽しさをよろこびながら、
足ぶみせずに流れよう。
流れる水は凍らぬとか。
流れる水は腐らぬとか。
それが
生きておるということであろう。
田畑をうるおし、草木を養い、
魚を育てながら
決して高きを望まず、
低い方へ低い方へ、
水の流れる如く、
わたくしも流れたい。
「山田無文大師」
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