すぐ忘れ去られた農ギャル(農業をファッションの一部としてとらえギャルメイクをしながら畑を耕すギャルのこと)。
あれは一体なんだったんだろう。

昨年のアラブの春、欧州危機以降、
世界の動きに敏感でなければいけない気持ちが大きくなった。
これから来るかもしれない大地震や、若い世代が年金に期待できず、
何の政策もない頼りない政府を見ていると、
僕たちの将来はどうなるのか不安になることもある。
ただ不安に思うだけであれば、「まあ、そんとき考えればいいや。忘れてしまおう。」
と楽観的に回避する方法もあるだろう。
だけど、いざ来る不安要素を早めに察知して先回りして行動できれば、
来る未来に恐れ戦くだけでなく自分なりに対策が打てるはず。
そして、日本のビジョンについても自分で考えられるスキルというのは大事だと思う。
で、日本の未来のことを考える上で、国際条約は切っても切り離せないところ。
TPPに参加したら日本はどうなっちゃうの?
え、たくさんの海外企業が安い金額で参入?!
日本市場が荒らされる!!
じゃ、じゃ反対!
という短絡的な考えではなく、
まずは今の貿易協定はどうなっているのかを考えてみることにしよう。
TPP以前にも国際的な貿易協定というのは存在している。
もちろん貿易の自由化を促進するためなのだけど、
世界各国から入札されるとなると、
とんでもなく安い金額で落札されたり、
大きな規模の案件を小さな企業が落札されたりして
品質が保証できなくのではないだろうか・・?
現在、国および地方公共団体の契約は原則として
一般競争入札によらなければならないが、
予定価格が1600万円相当(2007年現在)の物品、サービスを
調達する場合、海外の企業も参入できる制度を取り入れている。
これを、WTO(※1)の政府調達協定といい、
公共機関はこの基準を上回るかどうかにより
WTOの調達手続きにかけるかどうかを判断する。
※1:WTOは世界貿易機関のこと。
自由貿易促進を主たる目的として創設された国際機関である。
調達する際のステップは案件の規模により異なるが、一般競争入札の場合、
意見招請(仕様書開示、仕様書案に対しての意見提出)に少なくとも90日、
入札手続(入札公告、入札前説明会、入札締切)に50日以上かかるため、
おおよそ5か月以上の期間が必要となる(※2)。
※2:我が国の政府調達市場への参入のためのアドバイス - 外務省
http://www.mofa.go.jp/mofaj/annai/shocho/chotatsu/q_a/pdf/qa.pdf
上記の資料によると、随意契約に比べ、一般競争入札だと
100日以上の期間が余計にかかるわけだ・・・。
手続きが面倒な上に、訳の分からない海外企業が
安く参入するようなことがあったらたまったもんじゃない・・・。
だが、一応一般競争入札では上記のような心配を排除するため、
「低入札価格調査制度」を取り入れている。
予定価格が1000万以上の案件で、予定価格の6割を下回る入札に
対しては低入札として無視してよいという制度だ(※3)。
※3:低入札価格調査制度 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%B6%E4%BA%89%E5%85%A5%E6%9C%AD
とはいえ、調達にこんなに時間がかかるのでは時間が命の通信・サービス関連の
調達はなかなか厳しそうである。
あとは、いざ時間をかけて調達して、小さな企業に落札されたあげく、
「やっぱりできませんでした・・ペコリ」みたいなことはないのか??
・・・と、一応そのようなミスマッチ入札に対しても防止策を取っている。
政府調達案件への入札の前には、各企業は「資格審査申請」という申請を行う。
営業能力を有している者であれば、外国人、日本人を問わず誰でも
申請することができるが、各省庁が調達規模に見合った供給者の履行能力を
客観的に判断するために、申請者の履行能力を数値化して判断する
(年間平均販売高、自己資本額、職員数など)。
これは、大規模案件から中小規模の企業を
排除するといったミスマッチを防ぐ役割があり、
ランクは数値ごとにA、B、C、Dに分けられる。
このランクにより企業は自社が入札できる案件か判断するといったわけだ。
落札予定価格が3000万円以上の案件はAランクの企業だけが参加でき、
これに対して、Bランクは1500万円以上3000万円未満、
Cランクは300万円以上1500万円未満、
Dランクに至っては300万円未満の案件にしか入札に参加できない(※4)。
※4:官公庁の新統一入札基準が判明 大規模案件から中堅・中小を締め出す - ITPro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/members/NC/ITARTICLE/20010312/1/
このように、落札者とのミスマッチを回避するため、幾つかの対策を打つことで、
政府調達物品やサービスの品質を担保しているというわけである。
とはいえ、無差別的な自由貿易協定であるWTOとは異なり、
地域間で結ばれるTPPはやはり強国の意志が働きそうなところではある。
TPPについては自分もどうすべきかを考えるに当たり、もう少し情報を整理したいと思う。