
立川ローム層を掘り続けた一年間は、稀有な出会いと突然の別れ、人の多様さに対する驚きと自分自身の嫌な部分の発見、晴れる日もあり雨の中での作業もあり、竜巻もありいきなりの豪雨もあり、とまぁつまらない日の一日たりともないものでした。あ、それにほのかな恋心も。
ロッカーの荷物を全部引き上げて洗濯機で土を洗い流してしまいましょう。オイラとしては幾つかの写真だけを残して、後は自分の目でみた記憶と一人ひとりに対する秘密の感情をお腹の中にしまい込み、次に踏み出さなけれならないのかなと思ったら、次もありました。遺跡の現場。
多摩地区にはまだまだ遺跡はあるのでしょうか、しばらくはまた穴掘りを続けることになりました。よいのかよくないのかはよく分かりませんが、頑張ってみましょうか。
だいたい人が住んでいたところでは、掘ってみりゃぁそりゃぁ遺物や遺構は出て来ますよ。ウチの下だって掘りゃ何かしら出るでしょう。掘ってみるか?いや掘るのは今じゃなくてもよいのでないか?誰かの家の庭掘るか?掘ってどうなる?遺物が出てどうなる?歴史をたどってどうなるのか?それよりも今と未来のことを考えたりしてみない?でも明日からまた掘るのねオイラ。
