
久しぶりに上野へ
東京都美術館は予想していたほどではないが、ひどく人が多かった。
入場まで40分待ち、
じりじりと進む流れに任せるしかない。
その間、後ろにいたはずのオバサンはいつの間にやら3人前に進んでしまった。
すぐ前にいる女の子は機嫌を損ねている。困った彼氏はじっと顔を覗き続けている。
時々そんな風に女の子の顔を覗き込んでいる風景を見掛けるけれど
どんな意味があるのかしら?
じっーと覗き込んでいたら女の子の機嫌はよくなるのかしら?
ひとつの愛情表現の手法とでも思っているのかしら?
覗き込まれ続けていて女の子は嫌じゃないのかしら?
機嫌を治すいい言葉が見付からなくて、どうしていいのかわからないのを誤魔化すにしても
顔を覗き込み続けるってのは
よくわからない。
入場してから覚悟はしていたけれども
なかなか荒れた神経はイライラを隠せない。
オバサンにサンドイッチにされるは
後ろを確認せずに後ずさって来る女の人に足を踏まれるは
柵があって前に進めないのにオヂサンに小突かれるは
「また犬だよ」とか「ちっちゃ~い」とか「キレ~ね~」とか「印象派みたいだね」とか
びっくりしちゃうし
(犬描くの好きなんじゃない)とか
(これくらいの大きさが部屋に架けるにはいいとおもうんですが)とか
(キタナイのはあんまし見たくないでしょ)とか
(知ったかぶりは後で後悔するよ)とか
イチイチ気になるじゃないか。
どうしてみんなこんなに見たいのか。
まぁ自分も含めてだけれども。
いいものを沢山見て、聴いて、体験して
自分の審美眼を維持すること。
心の求める癒しの必然的手段としている。
本能でゲイジツを体に染み込ませてきた。
そんな人がいっぱい居すぎる。
お土産に気に入った絵の絵葉書を2枚とノウトを1冊。絵葉書は100円ショップで写真立てを買って来て、中に入れて台所の壁に架ける予定。