今週ちょっとほくそ笑むことのできたライブがあった

すごく楽しくすごく意味深いライブでした。

こうやってBandは育っていくのだなぁと

思えるライブだった。

いま 井の中の蛙大海を知らず・・・

なんて言葉を思い出している

今回のライブは

Band あり 弾き語りあり のイベントだったのだが

色々な意味を持つライブになるであろうと思っていたのです。

前半は弾き語りのアーティスト

後半はBandのLive

この点ライブは企画者がしっかりビジョンを持っていないと
いい感じにならないのです。

しかし今回のライブイベントは楽しみにしていて

よかった。非常に楽しかった。

いつものようにオペブースでフェーダーを握っていたのですが・・・
自分の体調もあまりすぐれず
イイサウンドを提供できるか心配だった・・・

そんな自分の不安材料を吹き飛ばしてくれるようなイベントだった

その会場にいた全ての人達が
その瞬間を感じたと思うのだが・・・

今回のライブの後半の事なのだが

トリ前とトリのバンドの
キャパシティというか力量というか
経験値なのか勢いなのか・・・

その差ははっきりと出たとおもう。
誰もが感じたと思う。

それは いつもウチのライブハウスを
HomeにしているBandと
イベンターがある意味看板としているバンド
の対決でもあった・・・

その2つのバンドは先輩後輩のような
いい関係を持つBandたちなのだが

ステージに対する真摯さや意気込み
のさが出たと言っても過言ではないだろう・・・

先に演奏を終えたのは先輩バンド
リハーサルも先に終わらせていた。

リハの時気管支炎で・・・
ちょっとよろしく的なエクスキューズもあったのだが

Voxは気管支炎を患っていたのにもかかわらず
それを感じさせないライブだった

後輩バンドは
リハも後からだったのだが・・・

いつもウチで行う主催ライブのような
リハーサルを行った・・・

いつもと変わらないライブをするという意気込みの表れだと
自分は思っていたのだが・・・

やはり本番のステージには魔物が住んでいて
奴らの耳元に囁いたのだろう・・・

自分たちのやっている事に自信のあるバンドであれば
その囁きに耳を貸さないのだが・・・

その先輩バンドの後の出演イベントのトリ・・・
そのプレッシャーもあったのか・・・

そしてその先輩バンドがとても素晴らしいstageを
終えたのを見た後だったからなのか…

本番はその囁きに負け・・・
演奏には力が入ってしまい
自分たちのバンドバランスが保てない
リハの通りの音量で演奏ができない

実際自分は個々の陰陽を音響卓で視覚的にとらえる事が出来る
リハに比べ2割程度大きくなったいた・・・
そんなこともあるだろうと思い
それなりの準備もしてあるのだが
バンド自信が舞い上がってしまっては
それも意味をなさない

バンドの音量が上がってしまうと
一番苦しいのはVox
自分のメンバーから
攻撃されているのとなんら変わらないのである

Voxも必死で歌うが・・・
やはり電気楽器にはかなわない
力の入ったドラムにはかなわない

リハでは余裕だ他のに・・・

いつも通りのHomeでのライブのはずだったのに・・・

ライブはふたを開けるまで分からないと
言われるように・・・

ライブが始まってみるとそこはHomeのはずが
完全なるAwayとなっていたのもあると思うのだが・・・

オーディエンスは非常に冷静にいや冷酷ともいえるほど
そのバランスの崩れを感じ取り

どんどん離れていくのがわかった・・・

その中でオーディエンス 今回はメンバーも
その両方からの攻撃の矢面に立たされたVox

気がつけば自分の握るフェーダーもVoxは天井まで
達していた・・・
楽器は最低レベルまで下がっていた。

当然ながらVoxも力が入っているので
イイ感じで歌えない

ますますオーディエンスは離れていく

フェンスに何度も上りオーディエンスを
あおるのだが・・・

結果は悲惨だった・・・

ライブを終え戻る彼らに声をかける事すらできなかった…

やはり先輩バンドは一枚も二枚も上だったのだ・・・

自分が今まで見てきた彼らのライブの中でも
一番最低に近いライブだったと思う

しかし

彼らはまだまだやるべき事があるのだ
今回はその問題が表に出たのだ

これをばねにして次回以降のライブに
いかしてくれることを

ライブハウスの店長 そして サウンドマン
は期待している

HomeでAwayはだれでもきついよなぁ・・・

がんばれ!みんな通る道だからね。