これは作者が独自に想像し考えた内容であり、長濱ねるさんの考えとは異なります。
そのことを踏まえた上でお読みいただけると幸いです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「約3年間、ありがとうございました。」



ドワッと地鳴りのように沸き上がる声援。

こんな声援を浴びるのも最後なのかと、舞台上で大きく深呼吸をした。






思い返せば、とても濃い3年間だったといつ考えても思う。

体感だと、20年くらい?

いや、それは言いすぎた。笑
でも10年分くらいアイドルをした気分。




楽しかった。

今は、その気持ちが大きいかな。




よくよく考えるとね、もちろん辛いことも沢山あったよ。

握手会で直接そういう言葉を言われると、やっぱりすぐには立ち直れなくて。
どうして自分はこうなんだって、ひたすらに責めて、悩んで、悩んで、泣いて、悩んで。

毎日泣いてたらさすがに目が腫れちゃって、ふーちゃんとかてっちゃんに心配されたっけな。懐かしい…



でも、どんなに辛くても頑張ってこれたことには理由があって。


まずひとつは、メンバーが大好きだから。

正直ね、加入した当時は仲間なんてできないって思ってたし、一人で行動できるようにしなきゃな〜って考えて、心を上手く開けなくいような不安な毎日だったけど、、

だけどしーちゃんとか、みぃちゃんとか、にじちゃんとか。
優しく声をかけてくれたメンバーがいたから、私も少しずつだけど皆と話せるようになって。

こんな素敵な子達に出会えて幸せだなぁって思う。絆も深まったよね、たった3年間の付き合いだとは思えないくらい!
だから、これからも繋がっていたいなって思うよ。


ふたつ目は、両親の存在。

最初のけやかけで、私がお母さんに呼び戻されたって話があってからファンの方には誤解されがちだったけど、私のお母さんは私のことが心配で心配で仕方なかったんです。
それは、私自身も最近やっと気づくことが出来ました。
この3年間、親の存在があったからここまでやり切れました。これからも沢山お世話になります、よろしくね。


みっつ目は、スタッフさんや関わってくださる方がとても暖かかったから。

私が辛くて辛くてどうしようもない時にひたすら話を聞いてくれたスタッフさん。
卒業したいですって相談した時も、私のこれからの人生とかを真剣に話し合ってくれました。
こんなハタチぺーぺーのやつに、何日も何ヶ月もかけて一緒に将来のことを考えてくれました。
本当に感謝しかないです。ありがとうございました。


そして最後に、ファンの皆様の存在。

皆様がいたから、私はこうしてステージに立ち続けることが出来ました。
握手会で沢山優しい言葉をかけてくれて、私を肯定してくれてありがとう。












涙が止まらない。やっぱり、寂しいよ。

私だって、もっとここに立ち続けることが出来たらどんなに幸せか、、








でも、ずっと叶えたい夢があったんです。


1度きりの人生、自分のやりたいことをやらないで損するなんて勿体ないですよね、









この3年間で 私の言葉が、行動が、誰か一人でもいい、その人の力になれていたならそれだけで私はアイドルになってよかったなと思います。




これからは別々の道ですが、大きくなった私をまたどこかで見せられたらいいな。












私をアイドルにしてくれて、ありがとう。


そして、好きになってくれて、ありがとう。



















出逢ってくれて … ありがとう。