テクノDJとしてもプロデューサーとしても超一流の彼が、その長年のキャリアにおいて1枚もアルバムを出していなかったことは驚きである。
アルバムをリリースするという話は私の記憶が間違いでなければ2000年代半ば?あたりから何処かで聞いた記憶があるのだが、てっきり没になったものだと思っていた。
2000年代中盤以降のテクノシーンは大きく様子が変わったと思う。ハードテクノ系のレーベルが次々と消滅し、クリックハウスの登場から多くのハードミニマルテクノのDJ/プロデューサーがディープな表現へ移行する中、ベンシムズは頑固にハードな路線をやめなかった。私はその姿勢に敬意を表したい。
(これは以前にも「私と音楽(3)」という記事で言及。宜しかったらこの記事も読んでみてください。)
アダム・ベイヤー主宰のレーベル「drumcode」からリリースされたこのアルバムは、いつものベン・シムズに比べれば全体的にややクールな音の佇まいだが、フロアライクでファンキーかつアタック感のある作品で構成されている。ちなみにアナログもリリースされている。(CDは全11曲アナログは全8曲)
ハードテクノということで敬遠してる方もいらっしゃるかもしれないが、是非試聴だけでもしていただきたい。ハードさよりファンキーさが際立つ聴きやすいアルバムだと思う。
アルバムの試聴は下記のURLでも可能です。
http://soundcloud.com/drumcode/sets/ben-sims-smoke-mirrors/
SMOKE & MIRRORS/BEN SIMS

¥1,950
Amazon.co.jp
Ben Sims ベンシムズ / Smoke & Mirrors 輸入盤 【CD】
¥2,200
楽天