環境NPO法人 足温ネットの理事を務める 田中優さんが著書の中で 「オール電化」は二酸化炭素が増える仕組み と書いています。


前後の流れもあるので、興味のある方は読んでみてください。

http://ameblo.jp/tech2007/entry-10057521355.html


ネーミングが絶妙なんですが、「電化上手」というガス管を引かない契約にすると電気料金が5%安くなります。

エコキュートという深夜電力を使う電気温水器を導入すると、助成金を出すこともしていました。

オール電化にすると、次の建て替えまではオール電化のままなので、電力需要を下げないための「囲い込み運動」なんだそうです。


そうでしょうね。電気は安全とか、CO2削減とかでイメージ上げて沢山ガスではなく電気を使ってくださいという作戦ですね。それに対抗してガスパッチョなんてのもありますが。


電力会社の試算では、エコキュートを入れるとCO2排出量は大幅に減ることになっているのですが、実際のデータ(実績)を調査したところ、CO2排出量は1.29~1.69倍に増えているのだそうです。


オール電化でCO2排出量が増えるというのも驚きですが、電力需要を下げないための仕組みというところも問題だと思います。


ヨーロッパやアメリカでは電力需要を下げるための色々な工夫をしているそうですが、日本はまだまだ足りなくて、発電所の稼働率が低いのだそうです。