エコ・ブログをやっているとつくづく感じることがあります。


環境のことを真面目に考えて省エネに取り組んでいる方は、気を配って無駄を減らしていらっしゃいまして、そこには隠れた忍耐・我慢・努力があるということです。


湯船にお湯を張らずにシャワーで済ませているとか、旦那さんや子供さんを送り出したらエアコンを切っているとか、エアコンは使わずホットカーペットをほんのりつけるだけ等々。


皆さん懸命に省エネしていらっしゃって頭が下がります。穴があったら入りたい。


環境省は「うちエコ」活動を2006年冬から打ち出していますが、どれもこれも使い方ややり方を変えて省エネしようという内容です。


考え方を考えて我慢するのではなく楽しく省エネしようと言っています。それでも、少しの努力・我慢・忍耐をして省エネしましょうと聞こえるのは私だけでしょうか。


私たちが使っている家電製品の多くは、昔に比べて大幅に電力使用量が少なくて済む省エネタイプのものが増えています。エアコンや冷蔵庫など電力使用量はかつての製品の1/3以下だったりするようです。


とくに、冷蔵庫は24時間ずっと使っているものですから、省エネタイプに変えると大幅に電力使用量が少なく済みます。ある試算では、年間24000円以上になるそうです。


ところが、「まだ使えるから買い換えるのはもったいない」とか「経済的に買い換える余裕がない」ということになりますよね。


詳しくは、先日の記事 で紹介した本に書かれているのですが、電気代はもちろん原材料や冷蔵庫の廃棄まで含めて考えて、1年4ヶ月で新しい冷蔵庫に変えた方が旧い冷蔵庫をそのまま使い続けるよりも省エネになるのだそうです。


1年4ヶ月以上冷蔵庫を使う人であれば、旧い冷蔵庫を大事に使うことは省エネにならないということになりますね。もちろん、冷蔵庫の大きさ・消費電力によって違いはあるでしょうが、大きくは違ってこないと思われます。


今お使いの冷蔵庫の消費電力を調べて、省エネ型冷蔵庫と比べてみてはいかがでしょうか。


もう一つの問題は経済的な出費です。冷蔵庫は決して安い買い物ではないですよね。


これを解決するアイデアが「省エネ家電買い替え融資」という制度。足温マンさんもアメブロで投稿しています。

http://ameblo.jp/sokuonne10/entry-10055530296.html

http://www.excite.co.jp/News/bit/00091194611284.html


2003年から試験的にスタートしている制度で、最大5年間10万円を無利子で融資してくれるというもの。1年で24000円以上電気料金が安くなるのであれば、省エネ型に買い換えることで安くなる電気料金で返済してもお釣りがくるということになりますね。


生活スタイルは変えないで仕組みで省エネを考えるという発想は、広く効果的に省エネを行うために大事なのではないでしょうか。


今は江戸川区とその周辺地域を対象としている制度ですが、これが全国的に広まればかなりの省エネになると思います。