昨年10月末から11月上旬で、北海道と東北の出張を行った。
その際、「出張先でも問題なくテレワークができるのか?」を試してみた。

サーバの保守をしているのでサーバにSSL-VPNで接続しサーバでの操作ができるのか?という事を試した。リモート会議は行う状況ではなかったので実施していない。
試したのは、宿泊先や施設での利用。モバイルルータを持ち歩いて、ということはしていない。
さて、結果からいえば、Wi-Fiを接続できる箇所ではほぼ問題なく利用できた。

投宿先のホテル、民宿は必ずWi-Fiがあり、快適に使えた。稚内のホテルはともかくも、稚内から南西へ下った天塩町の民宿でも快適であった。

眺めが良く快適だったところを二箇所。
ひとつめは新千歳空港の保安検査を受けた後のスペース。長いカウンターテーブルのようなところに各席毎にコンセントがあり、飛行機の離発着が見えたりもして、つい外の景色を飽きずに見てしまう。仕事に手が付かないかも知れない点を注意しないといけないかもしれない。
ふたつめは新さっぽろにあるホテルエミシア。宿泊した部屋でもWi-Fiは使えたが、ホテルの一室をビジネスユースとして使えるプランを利用した。部屋にはプリンタなどを用意してある。デイユースプランのワンデイプランは宿泊者は3,000円、宿泊者でなくても4,000円なので1時間あたり500円と、かなり安いのではないか。少し前までは札幌一高いビルだったそうだが、新さっぽろ付近は他にここまで高い建物がないので見晴らしはよい。私が入った部屋は北向で、天候によって日差しが左右されず快適であった。このプランの部屋からはベッドが撤去されているので途中ゴロ寝はできないが。

意外と「こんなところで使えるんだ」と思ったのが稚内駅。
2階に上がるとキッズスペースのような所とフリースペースとがあり、フリースペースで利用できた。なお、場所によっては有線LANも接続できるようだが、ずっと居座っている人が居て確認できなかった。

SSL-VPNに接続後、その接続を切られてしまう箇所があった。それが稚内空港。
通常のインターネットは利用できるが、SSL-VPNはセキュリティの問題なのか、初回は少し繋がったが、次回以降はダメだった。まあ、そんな用途では使ってくれるな、ってこのなのかもしれない。稚内空港はノートパソコンを置いて利用できるブースが、確か2箇所あったと思う。場所さえ確保できれば快適だろう。

なお、どこへいっても「外部ディスプレイ」には恵まれなかった。大きなテレビが投宿先にはあるのだが、それにつないでも全くメリットがない。場所によってはHDMIポートが隠れていて繋げない。宿のテレビはそういう用途に使うものではないのだろう。

この出張を通じて、パソコンやスマホで仕事が完結するのであればかなり田舎に出向いても仕事はできるようである、と感じた。環境変えると楽しいし、気分が現れるようだった。
ただし!稚内を出て天塩町までの海沿いの道路がすごく景色がよくとっても快適。逆に言えば車と行き交うこともそうなければ、民家が本当に見当たらない区間も結構あり、おそらく「スマホの電波が届かない」だろうし、届いても微弱の可能性が高い。
訪問した牧場の真ん中の企業も「家の外でかろうじて通じるが家の中はブースターを設置しているけどダメ」だとおっしゃっていた。モバイル中心であればそこのところは要注意だ。

さて、次回伺うことがあればリモート会議やモバイルルータも試してみようかと考えている。