現在、日本の郵便番号は7桁である。その7桁で基本、町名まで特定される。(中には「その他の地域」というのがあるのでそれは例外だが)

これにより郵便局での仕分けが機械化され省力化できている。おそらく
 ・集配局までの転送 郵便番号で仕分け
 ・集配局内での配達町名の仕分け 郵便番号で仕分け
 ・その先 住所の町名と番地をみて仕分け
をされているものと思われる。
ということは都道府県や市区町村、更に多くの場合は町名まで、配達先を特定する作業には基本的に使われておらず、ほとんどの場合は町名まで省いても郵便物は届く、ということではないか。

しかし、我が家に届く郵便物は都道府県か市区町村から始まっている。
宛名の住所を簡略にするのは相手に失礼なのだろうか?高校時代に「宛先は届けばいい程度。」と国語の教師が言っていたのでそれも問題ないように思うし、私自身も宛先が省かれていても気にはならない。
国語教師の話には続きがあって「ただ、差出人はきちんと書くこと」とも。これはそうだろう。近しい人でないと「どこだっけ?」となりかねない。

ここまで書いて調べてみたところ、日本郵便のページに
https://www.post.japanpost.jp/question/35.html
とある。私のこの記事では町名と書いているものが町域名というらしい。それは省略対象となっていないが、市区町村までは省けるのは公式見解である。

郵便番号が7桁化されてほぼ4半世紀経っている。今まで通りでももちろん届くのだけれど、なんか不思議に思う。

参考まで、私が送る年賀状の宛先は町名からとし、都道府県や市区町村を省略している。きちんと届いているようで、転居等を除き戻ってきたことはない。
住所録からの宛名印刷はExcelVBAで、都道府県と市町村を印刷しないようにしている。
ん?もしかして、はがき印刷ソフトが省略に対応していないとか?それだと普及しないか。

また先日、郵便番号で町名まで特定できる地域へ、町名も省略して郵便物を送付してみた。これが正しく届けば、町名を省いてもOKということになるが、配達員が「え?数字だけ?」と戸惑うといけないので公式には町名から書いてね、となっているのかも?などと考えてみた。

【後日追記】
先日、郵便番号で町名まで特定できる地域へ、町名も省略して郵便物を送付してみた、と書いたが、きちんと届いたと連絡があった。
ただ、ラストワンマイルは人手なので、確実性を求めるなら日本郵便の公式見解通り、町名から記載する方が良いのかな、と思う。