まだ20世紀の頃、フリーランスになる前の、正社員時代のお話。
西葛西に事業所が在る顧客企業に常駐し、そこの社内システムを開発保守する業務を担っていた時期である。自社から6~7名常駐していた。
ある金曜日の午後、自社の部長から「他の顧客先でシステムにトラブルがあり、明日納品する帳票が出せなくなった。一時しのぎでワープロで帳票を作って納品することで話は付いたが、なにぶん数が多いのでひとりでも多く作成を手伝って欲しい」と連絡が入った。他の現場にも声を掛けまくっているらしかった。
ちょうど開発は落ち着いていたので、急ぎの仕事も無く、協力しようということなった。
徹夜になるかも知れないとのことで、女子は除いた。で、最近着任した人とラップトップのワープロを個人持ちしていて職場に持ち込んでいた私の2名であれば、プロジェクトの戦力ダウンも最小限かつ現地でのワープロ不足も発生しなさそうということで、指定された品川のビルにワープロを携えて向かった。
16時頃、品川のビルに着き、そのビルに常駐している自社の常駐者に案内されてフロアに向かい、待機。フロア内で怒号が飛ぶような事は無かったが、ふだんは座り作業がメインである割には人の動きが多かった。なお、応援者は我々2名のみであった。
しばらくしたら連絡をしてきた部長が登場。私たちに気づくなり言った言葉。
「おー、お前ら暇なのかー」
確かに比較的暇な時期だったので、事実と言えば事実だろう。
しかし、一時的に人が足りずに困っているだろうな、という事で依頼を受けやって来た人に掛ける言葉ではないだろう。譬え上司と部下であっても。
これで我々2人のモチベーションが下がったことは申し上げるまでもないだろう。
なお、トラブルに関しては17時頃にトラブルが問題なく解消し、お役御免となった。
帰り道、どちらからともなく飲み屋に誘い、その一言について愚痴ってしまっていた。
今、おかげ様でそのような気持ちを逆なでするようなことを言うおっさんにはならずに済んでいるように思う。
西葛西に事業所が在る顧客企業に常駐し、そこの社内システムを開発保守する業務を担っていた時期である。自社から6~7名常駐していた。
ある金曜日の午後、自社の部長から「他の顧客先でシステムにトラブルがあり、明日納品する帳票が出せなくなった。一時しのぎでワープロで帳票を作って納品することで話は付いたが、なにぶん数が多いのでひとりでも多く作成を手伝って欲しい」と連絡が入った。他の現場にも声を掛けまくっているらしかった。
ちょうど開発は落ち着いていたので、急ぎの仕事も無く、協力しようということなった。
徹夜になるかも知れないとのことで、女子は除いた。で、最近着任した人とラップトップのワープロを個人持ちしていて職場に持ち込んでいた私の2名であれば、プロジェクトの戦力ダウンも最小限かつ現地でのワープロ不足も発生しなさそうということで、指定された品川のビルにワープロを携えて向かった。
16時頃、品川のビルに着き、そのビルに常駐している自社の常駐者に案内されてフロアに向かい、待機。フロア内で怒号が飛ぶような事は無かったが、ふだんは座り作業がメインである割には人の動きが多かった。なお、応援者は我々2名のみであった。
しばらくしたら連絡をしてきた部長が登場。私たちに気づくなり言った言葉。
「おー、お前ら暇なのかー」
確かに比較的暇な時期だったので、事実と言えば事実だろう。
しかし、一時的に人が足りずに困っているだろうな、という事で依頼を受けやって来た人に掛ける言葉ではないだろう。譬え上司と部下であっても。
これで我々2人のモチベーションが下がったことは申し上げるまでもないだろう。
なお、トラブルに関しては17時頃にトラブルが問題なく解消し、お役御免となった。
帰り道、どちらからともなく飲み屋に誘い、その一言について愚痴ってしまっていた。
今、おかげ様でそのような気持ちを逆なでするようなことを言うおっさんにはならずに済んでいるように思う。