先日、システムの構成変更を行った。その後、動作確認をしたところ、他のブラウザでは問題なかったが Internet Explorer では正しく表示できなくなってしまった。

えらいこっちゃ!と調べたら、最近外部JavaScriptの仕様が変わったようで、 Internet Explorer では非対応な命令が含まれていた。

過去には Internet Explorer でも問題なく表示されていたが、構成変更のタイミングで確認したところ発覚した、というオチらしい。しばらく前から閲覧できなくなっていたが気がついていなかった、ということだろう。

 

外部のスクリプトはたまにこういうこともあるので、外部スクリプトは内部に取り込んで使う、というポリシーを適用するのもありだろう。しかし、バグが更新されたり効率の良い処理に変わったとしても、その恩恵を受けられない。一長一短である。

 

今回の件で調べてみると、Microsoft自体が Internet Explorer を標準ブラウザとして推奨していないそうだ。

https://techcommunity.microsoft.com/t5/windows-it-pro-blog/the-perils-of-using-internet-explorer-as-your-default-browser/ba-p/331732

上記の記事を知ったのは以下のサイト

https://japanese.engadget.com/2019/02/08/internet-explorer-ie/

 

なんてこったい・・。

標準ブラウザではない、ということはつまり「基本、使わない」ということになる。

要するに、Internet Explorer 自体がレガシーなものであるが、未だに Internet Explorer でしか動かないシステムがあり、それを他のブラウザに対応させるべく改修するとなると大変らしいので、レガシーなシステムのためだけに Internet Explorer がある、という解釈をしても差し支えないのではないだろうか?

新しくサイトを作成するにあたり、Internet Explorer 対応を謳うのはもはや害でしかないのかもしれない。

 

 Internet Explorer は既に古いテクノロジで、下位互換のためだけに存在し、新しいテクノロジには対応していないため、ある日サイトが閲覧できなくなるリスクがある旨をご理解頂くよう啓蒙していかないと Internet Explorer の呪縛から解放されないのでは無かろうか?

それでもなお Internet Explorer を対象ブラウザとするのであれば

・開発、テスト工数、つまり開発費用を余分に頂きます

・定期的に表示に問題ないかを確認するため、保守費を上げさせて頂きます

と、実際に負担を強いたりしない事にはなかなかご理解が進まないのかなとも思う。