これだけうまくプロジェクトの重要なポイントをついている書籍は今まで見たことがない。
システムを「外注」するときに読む本
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あまり物語仕立ての本は好きではないけれど、物語し仕立てにすることで読者に疑似体験してもらい、より実例として捉えやすくなっている。もしエッセンスだけ詰め込まれていたとしたら筆者が伝えたかったことがここまで伝わってこなかっただろう。
ITベンダーにもそうだけれど、発注側の意識を変えたい、という筆者の気持ちがひしひしと伝わってくる。
一章は私自身が勘所として考えていたところで実践しているものなので、第三者から裏付けを得たような気になれた。
また、なんとなくは分かっていたけれど考慮が不十分だったところがしっかり網羅されていた。4章や5章である。正直、そこを解決できれば苦労しないよとも思えるが、それは私自身がプロジェクトに対して考えている甘さだったのかもしれない。ここがうまくできればプロジェクトのリスクは相当軽減されるだろうなとは思う。
システムの構築に関わるステークホルダーの方々にはとても有益な書籍となるだろう。ぜひ読んでいただきたい書籍である。
2017.08.15 追記
Yahoo!ニュースで取り上げられていますね。
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170815-00138403-diamond-sci&p=1