仕事場でもよく感じることだが、最近の政治、経済、社会のニュースを見ていて、根本にある共通性を感じることが多々ある。
私が感じていることで、何か出典があるわけではないし、過不足があるかもしれないけれど、次に挙げる2つの心がけの欠落が要因ではないかと思う。

・自分の行動や言動に責任を持とうとする
・自分が関わっていることに当事者意識を持とうとする

今は似非個人主義が蔓延している。個人の自由や権限ばかりが殊更強調され、それに伴うべき責任については忘れ去られる傾向にある。それは改めなければならないだろう。
しかし、冒頭に述べている「最近の政治、経済、社会のニュース」は、何も個人の問題ではない。大津市における生徒の自殺問題、個々人も声をあげることでこういう結果を招かなかったかも知れないが、原発処理問題に関する政府や電力会社の現状は個々人の力ではどうしようもないだろう。しかし、長いものに巻かれていてはいけない。見て見ぬふりをした時点で、あなたの良心が崩れていき、そのうち失われてしまうのではないかと思う。
組織と個人の考えが合わないなら、仕事を変えることぐらいはできるはずである。




話はそれるが、例えば大津市における生徒の自殺問題においても、いじめを行っていたとされる生徒本人や家族、担任教師の個人情報が流出しているそうだ。
こういった行為は、火事場の野次馬よりもタチの悪いことである。

仮にその個人情報流出を苦として当事者が自殺したり、名誉毀損によりでもしたら、情報を公開した人は責任を取れるのか?同様に「こいつらが公開していた」と個人情報を出されても構わないのだろうか?そのくらいの覚悟で臨んでいるのだろうか?

よく理解できない方のため、以下に参考文献と参考URLを貼っておく。

http://ja.wikipedia.org/wiki/スマイリーキクチ中傷被害事件

突然、僕は殺人犯にされた  ~ネット中傷被害を受けた10年間/竹書房

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