こちらの記事で頭の中でまとまってきたVBAに関して、アクションをしていなかったので、その第一段として。

私自身、VBAでは小さなツールから部署で利用する基幹システムまでと幅広い経験がある。その経験上、一時しのぎでデータ加工に使うツールを作る程度ならさほど問題はなくても、繰り返し利用するもの/複数の人で利用するもの/変更が発生した際に修正が必要になるもの、といったものは、プログラムの保守性を考慮した方がいいのではないか、と感じている。
保守性などと難しい言葉を使ったが、修正時に以下のような経験はないだろうか?
 ・修正箇所が特定できない。
 ・修正時の影響範囲が特定できない。
 ・似たような修正箇所を多数の箇所で行わなければならない。
 ・手が付けられず、処理結果に対して補正を行う別のプログラムを作成した。
個人的に趣味として使っているものであれば上記のような状態でも諦めがつくかもしれない。しかし、仕事として使っているものだと時間も費用も多く掛かってしまう、ということになる。

理想を言えば、修正箇所や影響範囲を特定しやすく、類似の修正は少なく、かつ、それでいて修正後の動作確認がしやすい、という状態にしたいものだ。そう考えるのは至極当然であろう。では、そうはできないのか?これまた私自身の経験だが、かなり理想に近い所まで改善することは可能、である。

この方向性で「保守性を高める方法」を少しずつではあるが、体系化していく所存である。