Accessを上手に使おう 方針

Accessというものでデータベースの世界を知った方も多いかもしれません。しかし、これは所詮パーソナルから小規模で使うもの。規模が大きくなったらAccessから離れることもあるでしょう。
その際、せっかく作ったAccessを全く新規にリプレース、なんてことをしたら費用も時間も食います。更に、そのシステムを作り上げた方の努力も無に帰するようになってしまいかねません。

そこで、私が提唱したい方針が次のものです。
・Accessでシステムを作成する際、なるだけ別のシステムに移行しやすい形を取ろう。
・既に構築してしまっているなら、外の動きを変えずに別のシステムに移行しやすい形に修正しよう。

なにを当たり前のことを言っているんだ！と言われるかもしれません。しかし、これを実践できているケースはまれです。私が知る限りでは１つたりともありません。
それは仕方のないことです。Accessの書籍でもAccessを使うことは書いてあっても、Accessから脱却することなんて書いていません。要はそういうテクニックや考慮点の情報がどこからも発信されていないからです。

次回以降、おおまかな方向性、そしてそれぞれの各論に入っていきたいと存じます。