今の仕事場で困っていたことがある。誰も、何も責任を取らない。しかし裏ではごちゃごちゃ言っている。私はそういうのが大嫌いだ。
どうせ私は外注である。嫌がられて切られようが、次に移ればいいだけ。ならば、自分のやりたいようにやる。そういうと「わがまま」だと思われるかも知れない。しかし、出張や飲み会の時に話すと、みんながみんな同じように感じている。感じていても行動に移していない、という状態であった。なら、仕切り屋としてはやるしかあるまい。

まずは仕事に直結することで困っていることを議題として「これをちょっと決めて欲しい」と、フロアにいる各課の親分を会議に招集した。
困っていることとはいえ、どう進んでいくかは私の中で答えがある。要するに、それを私個人の意見ではなく会社組織としての方向性として承認させたかった訳だ。テクニックとして、100%を押しつけられるのは嫌なはずなので、敢えて「お知恵を拝借する」部分を残しておいた。それによるか否かは分からないが、特別難しい話をふっかけられる訳でもなく、やりたい方向性にうまく向けることができた。時間も雑談が入ったので少々想定よりは延びたが、2時間をお願いしていたところ30分前に終えることができた。

これで前例は作ることができたうえ、親分連中も「実はこういうことを解決したい」というものを持っていることを引き出せた。これをしばらく続けることで、職場の情報の流れや発言のしやすさを劇的に帰られるかも知れない。
そのあたり、楽しみになってきた。